会津駒ケ岳(桧枝岐登山口〜山頂〜中門岳往復)
10月14日
コースタイム:登山口6:55〜駒ノ小屋8:55〜山頂9:10〜中門岳〜駒ノ小屋10:30・11:30〜登山口13:05
自宅を3時に出て、上部駐車場を6:55出発。最初は樹林の急登であるが、10分ほどで徐々に斜度が緩み歩き易くなって
くる。このあたりから紅葉が素晴らしく、周りを眺めながら気持ちの良い登りである。

            

                       樹林の登山道は素晴らしい紅葉である 

水場の分岐にはベンチがあり休憩に丁度良い。のんびり紅葉を見ながら休む。
ここから更に斜度が緩くなり稜線が近いかと思うが、意外に稜線は遠い。針葉樹が混じり尾根の右側に回り込むと駒ノ小屋
から山頂への稜線が見えてくる。

            

                           緩やかな山頂が見えてくる

道は湿原の木道となり、燧ケ岳や平ガ岳が姿を現してくる。振り返ると先ほどから見えていた日光白根や男体山などの
日光連山が一望。更に5分ほど登れば駒ノ小屋到着。駒ノ池の向うに山頂が見え、もう少しである。

            

                               駒ノ池の紅葉

15分ほどで三角点のある会津駒ケ岳山頂到着。正面に尾瀬や越後の山々が見えるが下部は樹林が邪魔で、ここは記念写真
のみで、大展望の期待出来る中門岳方面へ向う。

            

              山頂直下から駒ノ池と駒ノ小屋方面を振り返る、背後は日光白根山他


            

                             山頂で記念写真

山頂から下ると直ぐに中門岳への稜線が一望出来、奥只見湖の奥に越後駒ケ岳や中ノ岳、荒沢岳が見える。振り向けば
燧ケ岳と至仏山の間に尾瀬ヶ原と武尊山、更に右には谷川岳や平ガ岳の奥に巻機山が見える。

             

                          湿原の稜線が中門岳へと続く


             

                            中門岳方面と紅葉の山々

中門岳へは、湿原の木道を緩やかにアップダンしながら行き、秋晴れの中、まさに稜線漫歩。中門岳はピークのはっきりしない
湿原と池塘であり、ひと登りして、池を一周すると行き止まりである。北には浅草岳や守門岳、東には那須連山が見える。
最奥の山であり、町などの人口物はまったく見えない。

             

                            燧ケ岳と至仏山、奥に武尊山


             

                             稜線から平ガ岳


             

                             中門岳の頂上付近

十分展望を楽しみ、駒ノ小屋まで戻り昼食休憩。
駒ノ池脇のベンチでラーメンとコーヒーでくつろぐ。満腹になったら、いつもの昼寝を決め込む。風もなく穏やかで実に気持ちが
良い。
後ろ髪を引かれながら下山にかかる。さっきまでは気が付かなかったが燧ケ岳の左に、遠く富士山までも見えている。樹林帯
に入ると、登りとは違った印象の紅葉のトンネルとなり、なんと楽しい下山ルートだろうか。道が急登となり、更に階段を下ると
駐車場でフィナーレ。

             

                        紅葉のトンネルの中の楽しい下山

天気予報では、今一であったが、見事に予報が外れ、快晴の中の最高の天気となった。特に、紅葉が素晴らしい。
稜線直下でオオシラビソなどの針葉樹が混じるものの、ほとんどがブナを主とした広葉樹林帯で、紅葉の美しさは、今までの中
でも1、2を争う美しさであった。ルート的にはもっと綺麗な所もあったかも知れないが、時期がピークなのがラッキーで、一瞬の
輝きを見ることが出来た。次にこんな紅葉を見られるのは何年後かだろうか?
後は、温泉とビールで満足感に浸る。