黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳
(新穂高〜鏡平〜双六小屋(泊)〜三俣蓮華〜黒部五郎〜三俣山荘(泊)
〜鷲羽岳(ピストン)〜双六小屋〜鏡平〜新穂高)

10月4日〜6日
10月4日 晴れ
6:40新穂高から林道を歩き始める。ワサビ平小屋で小休止後、双六小屋を目指す。朝のうち稜線にがかかっていた雲が取れると一面の紅葉に感激。大ノマへの分岐を過ぎると斜度も緩みピッチが上がり、10:50鏡平着。
鏡平は紅葉のピークで多くの登山者で賑わっている。この眺めをおかずにのんびり昼食休憩とする。

           

                            鏡池と弓折岳からの稜線

11:30出発。弓折岳への分岐まで再び急登になるが、秋の清々しい空気の中それほど疲れを感じさせない。稜線に出てからは雲に隠れていた槍ヶ岳も姿を現し稜線漫歩。双六谷方面は今が紅葉のピークで景色に見とれながら
13:10双六小屋到着。

10月5日 晴れ
夜中の雷雨は止んだものの、ガスがかかっている。天気予報では回復方向で予定通り
7:00黒部五郎を目指す。歩き始めると青空も顔を覗かせるが、稜線のガスはなかなか取れない、三俣蓮華岳までは巻き道と尾根コースがあり、眺めは期待出来ないものの尾根コースをたどり
8:30三俣蓮華岳着。やっとガスが取れ少しづつ視界が良くなってきているが、回復を待つより今日は五郎平を目指し下る。10分ほど下ると正面に大きなカールの黒部五郎岳が姿を現し、振り返ると黒部川を隔てて紅葉した斜面の雲ノ平に目を奪われる。

           

                            黒部川を隔てた雲ノ平

一旦、斜面が緩くなり、このあたりは夏であれば残雪と高山植物が綺麗なところであるが、今はチングルマの冬毛がそれを偲ばせる。
再び急坂を下ると明るく開けた五郎平に到着。五郎小舎は9/30で既に閉まっているが秋に泊まってみたい宿である。

           

                           五郎平からカールを望む

9:50小休止後、五郎のカールに向けて出発。斜面は緩やかに登っており、夏ならば樹林で暑いところであるが、7割がた散ったダケカンバをぬうように登り、それを過ぎると草原に岩が点在するカール末端の出る。登りでこんなに気持ちがいいのはいつ以来だろうか?
時々残っているナナカマドの紅葉に目を奪われながらのんびり歩く。
           
           

                              紅葉と黒部五郎岳

40分ほどでカールが一望出来る場所に到着。ここからの眺めは見事で、夏の残雪も良いが澄んだ空気の秋は格別である。

            

                                黒部五郎のカール

11:00カールの底に到着。山頂までピストンの時間はないがせっかくなので空身で稜線に向かう。稜線からは隠れていた北ノ俣の稜線や薬師の眺めが良い。再びカールに戻り昼食とする。昼寝にもってこいの大きな岩が点在しており、場所には事欠かない。カールの底でラーメンと抹茶ミルクでくつろぐ気分は最高。12:30後髪を引かれながら五郎平へ下山、小屋の前で小休止後、急登を登り返す。1時間ほどで三俣山荘への巻き道の分岐で、あとはトラバースぎみに進み
15:15三俣山荘着。ここから見る槍ヶ岳の眺めは格別である。本日の宿泊者は7人で夏の賑わいが嘘のよう。

           

                               槍ヶ岳と北鎌尾根

10月6日 晴れのち曇り
6:45小屋に荷物をデポして鷲羽岳に向け出発。50分ほどで山頂着。この山頂はいつ来ても期待通りの眺めで北アルプスの中心部を実感出来き、特に薬師岳、水晶岳が近い。遥か乗鞍岳の中腹には畳平へ向かう車の光る列が見え、なんとなく優越感に浸る。

              

                              雲ノ平ごしの薬師岳

           

                                 黒部五郎岳

           

                                 三俣山荘から三俣蓮華岳

展望を満喫したら小屋に引き返し、荷物を回収後8:30新穂高へ向け出発。三俣蓮華岳の山頂経由と巻き道の分岐に着く頃にはほとんど青空が見えなくなり予報より天気の悪化が早そうで巻き道を選択。双六小屋経由11:50鏡平小屋到着。途中、春に滑降した滝谷の眺めを楽しみにしていたが、残念ながら視界が今一でぼんやり眺められる程度である。
ワンパターンのラーメンと抹茶ミルクで昼食をとり、一路新穂高へ下山。
15:40駐車場着。
念願の秋の黒部五郎のカールが楽しめ満足のゆく山行であった。