ジャンダルム・奥穂高岳・前穂高岳
(岳沢〜天狗のコル〜ジャンダルム〜奥穂高岳〜前穂高岳〜岳沢)
8月30日〜9月1日
8月30日 晴れ
自宅を早朝出発。今日は岳沢までののんびりの行程。しばらくは樹林帯が日差しを遮って涼しいが、日が当たってからはうだるような暑さの中、2時間ほどで岳沢ヒュッテ到着。
8月31日 晴れ
6:20出発。天狗のコル目指して急登を登る。出だしは昨日の熱気が残っていて生暖かい風であったが、草原を過ぎてガレ場になってからは涼しい風が吹いてきてペースが上がる。しかし、上部は不安定な岩が堆積しおり歩き難く下部に登山者が居る場合は落石に注意が必要である。8:00西穂高〜奥穂高の稜線上の天狗のコルに到着。西側に笠ヶ岳が姿を現し元気が出る。
ここから奥穂までは、一般コースでは屈指の難路で慎重を要する。何度かナイフリッジを通過しピークにたつとコブ尾根の頭で正面にジャンダルが見える。

            

                            信州側からのジャンダルム 


          

                  コブ尾根の頭から間ノ岳、西穂高への稜線

ザックをデポし信州側から慎重に登り、9:15ジャンダルムのピーク到着。
山頂の周囲はスッパリ切れ落ちており、かなりの高感度であるが眺めは最高で奥穂山頂に多くの登山者が見える。南東方向には富士山がクッキリと浮かんでいる。

     
         南アルプス越しの富士山                       奥穂をバックにジャンダルムのピークで記念写真 

            

                              三俣蓮華岳と薬師岳

展望を満喫して再び奥穂を目指す。ジャンダルムを信州側からトラバースすると急な下りとなり、再び登るとロバの耳。少し下って両側が切れ落ちた馬の背を通過すると、あとは広い尾根を緩やかに登り

             

                  ジャンダルムを過ぎて急な下りを慎重に通過  

10:15奥穂高岳山頂到着。
秋のような澄んだ空気で遠望がきき、北アルプスの名だたる高峰はもちろん、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳などが一望出来る。
この展望を見ながらラーメンと抹茶ミルクでくつろぎ、実に爽やかである。
11:00吊り尾根を前穂に向け歩き始めるが、今までと違い難しい所も無くのんびり展望を楽しみながら50分ほどで紀美子平に到着。
       
           

                            奥穂高岳山頂からの笠ヶ岳

ここから空身で前穂高岳の山頂を目指し、25分ほどで山頂に到着。相変わらず展望が良く今日最後のピークの展望を心行くまで楽し
む。眼下には奥又白の池もクッキリ見える。

                 

                            前穂高岳山頂からの奥又白の池 

紀美子平に戻り13:10岳沢に向け、重太郎新道の急な下りとなる。所々クサリ場や梯子場があるが、樹林帯に入ると斜度も緩み眼下に見える岳沢ヒュッテが徐々に近くなり14:30ヒュッテ到着。
テラスでの生ビールが喉にこ心地良い。

9月1日 晴れ
6:20ヒュッテ出発。この時間は日陰で暑さを感じる事無く1時間ほどで上高地に到着。今日も天気が良く穂高連峰がスカイラインにクッキリと浮んでいる。ガラガラのバスで沢渡へ戻り温泉で汗を流し帰京。