扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜新越〜扇沢
7月31日〜8月2日
7/31
4:30自宅を出て、扇沢8:30登山開始。
標高1300mであるが、猛暑の影響で既に気温が26度。5分登っただけで汗が噴出し、気温の上昇に追いつかれないように高度を上げるが、風もなく灼熱地獄に苦しめられる。長年登山をやっているが、こんなに暑く、大量の汗をかいたのは記憶にない。
12:00種池到着。
何と、いつもより45分も余計に時間を要してしまった。時折ガスが流れ、爺ヶ岳以外あまり遠望がきかない。ゆっくり食事休憩を取り
13:00今日の宿の冷池山荘に向けて出発。
稜線はさすがに風があり、さっきまでの灼熱地獄から開放される。30分ほどで爺ヶ岳到着。晴れているものの相変わらず雲が多く遠望がきかない。ここから概ね下り、大谷原への赤岩尾根のルートを分けて5分ほど登り、14:30バテバテで冷池山荘到着。
まずはビールで水分補給をするがあっという間に吸い込まれ五臓六腑にしみわたる。山荘は空いていてゆったり出来るのがありがたい。
8/1
6:15ガスの中、鹿島槍目指して出発。
風が強く視界のきかない中、7:40山頂着。
天気予報では、晴れであり、回復を期待して待ってみるが、なかなかガスがとれず8:30下山開始。布引平あたりで多少視界が良くなる。

           

                         コバイケイ草と鹿島槍方面


山荘でデポしていた荷物を回収し
10:00出発.。その頃には鹿島槍が見えてくる。

           

                             冷池山荘から鹿島槍ヶ岳


昨日は、バテバテであったが今日は爽やかな風が心地良い。1時間ほどの緩やかな登りで爺ヶ岳山頂到着。
雲が多めではあるがまずまずの展望。槍、穂高から、針ノ木、蓮華、立山、剣などがまじか望める。

           

                     針ノ木雪渓を正面に左が蓮華岳、右が針ノ木岳とスバリ岳


            

                         種池からの縦走路と剣、立山連峰


心地良い山頂で展望を楽しみながらラーメンと抹茶ミルクでくつろぐ。夏山はこの開放感がたまらない。山頂脇にはずっと昼寝をしている
登山者おり気持ち良さそう。
12:00今日の宿の新越山荘向けて出発。
20分ほどで種池で、この辺はチングルマなどの高山植物が多い。更に10分ほど下ってから再び登り今日最後のピークの岩小屋沢岳に到着。このあたりは、剣岳と距離が近く平蔵、長次郎、小窓などの雪渓が大きい。ここからわずかに下って
13:45新越山荘到着。
小屋前のベンチで、針ノ木岳、蓮華岳、大町市街をつまみにビールが旨い。今日の小屋も空いていてゆったり出来る。

           

           中央が剣のピークで左が平蔵谷、右に長次郎谷、小窓の雪渓 GWに滑降した頂上から
           平蔵谷へのインディアンクーロアールは岩稜と化している

8/2
本来は、赤沢岳、針ノ木と縦走して針ノ木雪渓を下る予定であったが、天気が悪く種池まで戻り扇沢へ下る予定に変更。
6:15曇り空の中出発。
蓮華岳は何とか見えるものの、赤沢岳や針のノ木岳は既にガスの中。種池を経由し柏原新道を扇沢へ、一昨日と違って涼しく快適に下
る。今日は金曜日とあって多くの登山者とすれ違う。稜線の小屋はさぞかし混雑することだろう。
10:00扇沢の駐車場着。
1日目は暑さでバテてどうなる事かと思ったが2日以降は、いつも通りのペースで快適であった。