北穂高岳、屏風の頭経由パノラマコース
10月13〜15(上高地〜横尾〜涸沢〜北穂〜涸沢〜屏風の頭〜徳沢〜上高地
5月の山スキーに続いて今年2回目の穂高である。久々に無雪期の北穂を目指し、秋の穂高を満喫しようと出かけた。
10/13
前日まで風邪ぎみであり、この日はゆとりをもってのんびり横尾まで、穂高の稜線はうっすらと雪化粧している。
10/14
6:30涸沢に向けて出発。途中から見える朝日に輝く北穂が登山意欲をかきたてる。


    
     大キレットと北穂高岳                         紅葉と穂高


本谷橋を過ぎて涸沢までは所々残っている紅葉を楽しみながらの登りとなり、8:45涸沢着。
ヒュッテに荷物をデポし、9:15北穂に向けて出発。
まずまずの天気で、Tシャツ1枚でちょうど良く秋山日和。標高2900m付近からは所々雪が出てくるもののアイゼンが必要なほどではない。
11:30北穂高岳山頂着
上空には薄い雲が時々かかるものの、視界はすこぶる良く、北アルプス北部の山はもとろん、八ヶ岳、南アルプス、富士山など360度の展望である。



    鹿島槍ヶ岳から白馬                         北穂テラスにて


北穂高小屋のテラスで、ラーメンと最近はまっている抹茶ミルクでくつろぐ、日差しが暖かくじつに気持ちがいい。
12:50涸沢に向けて下山開始。上から眺めるといつのまにかヒュッテのテラスな無くなっており登山シーズンも終わりが近い。
14:10涸沢着。名物のおでんをつまみにビールで乾杯。この日は日曜日で空いているかと思いきや、意外に混んでいて新別館まで一杯のよう。しかし、ピーク時と違いふとん1枚に一人は十分確保出来る。この夜は満点の星で明日の好天を約束してくれる。

10/15
朝日に染まる涸沢カールを眺めて6:40パノラマコースへ出発



パノラマコースは所々鎖やロープがあり、その場所では多少前がつかえる。屏風のコルから急登を登り屏風の耳に着く。ほとんどの登山者はここで引き返すがここまで来たら屏風の頭まで行かない手はない。頭へは一旦下って再び登り返し10分ほどでケルンの立ピークに到着8:05。山頂は北側に切れ落ちる屏風岩とは対照的になだらかでのんびり出来る。
ここは、まさに槍、穂高の展望台で特に涸沢カールが正面である。反対側は今日も南アルプスや富士山は姿を見せている。
ゆっくり抹茶ミルクをのんで快晴の秋山を楽しむ。



      槍ヶ岳                                屏風の耳の登山者



十分展望を楽しんで8:50下山開始。
コルから下って行くと所々なごりの紅葉があり、目を楽しませてくれる。清々しい汗をかきながらひたすら下る。奥又白池へのルートを分けるとまもなく林道に出て新村橋を渡れば徳沢である。11:10
昼食をとった後、はらっぱでの昼寝はじつに気持ちいい。今回は秋山日和に恵まれた山旅であった。満足した気持ちで上高地へ下山。

   

朝日に輝く
涸沢カール
奥穂高岳と
涸沢カール