谷川岳(天神峠〜谷川岳〜一の倉岳〜谷川岳〜天神峠)
11月2日
積雪期の谷川岳は、山スキーで何度となく訪れているが無雪期は初めてである。今回は、久々に碇谷氏とのパーティ登山で
ある。
8時過ぎに天神峠のリフト終点を出発。快晴のもと谷川岳が綺麗に見えており登山意欲をそそる。

            

                          天神峠からの谷川岳

スキー場を過ぎて少し下りとなる。鞍部から稜線の右側に付けられたルートを行き、時々アップダウンを繰り返すが熊穴沢の
避難小屋まではそれほど高度を稼いでいない。山スキーで訪れる際は、いつも雪の中なので今回初めて小屋を見ることが
出来た。ここから本格的な登りとなり汗が噴出す。階段が付けられた登山道を登りきると肩の小屋であり、頂上はすぐである。
オキの耳を素通りし、9:35トマの耳到着。
山頂からは素晴らしい景色が広がっている。万太郎、仙の倉などの谷川連峰の左に浅間山、更に八ヶ岳が姿を見せている。
右には、苗場山の奥に新雪をまとった北アルプスが見える。その他、越後の山や至仏など尾瀬方面の山、日光連山などほ
とんどが見渡せる。

            

            左が俎品(まないたぐら)、手前のオジカ沢の頭から奥の万太郎、仙の倉と続く

            

                            谷川連峰の朝日岳

休憩後、碇谷氏と別れて一の倉岳目指して10:00出発。
右側の一の倉沢はスッパリと切れ落ちており、迫力ある岩壁となっている。ノゾキを過ぎ、急登を登りきると避難小屋のある
一の倉岳山頂である(10:45)。眺めは更に2分ほど歩いたピークの方が素晴らしい。
足元には、シーズンには快適な山スキールートとなる芝倉沢、ここからは巻機山、越後駒などが近く、うっすらと日本海が見
える。正面の茂倉岳には数人の登山者が休んでいるようだ。 

             

                   武能岳の稜線の奥が巻機山、その右奥に越後駒と中ノ岳  

             

                          縦走路は茂倉岳へ続く

谷川山頂は多くの登山者で賑っていたが、ここまで来るとさすがに人は少なく、穏やかな天気の中、誰も居ない山頂からの眺め
を独り占めである。十分展望を楽しんだら往路を戻る。トマの耳手前の展望の良い岩場でラーメンとコーヒーの昼食でくつろぐ。
11月だというのにポカポカ陽気で気持ちが良い。
下山は、往路と同じ天神尾根を下り、最後はリフトに戻ると登りとなる為、分岐から直接ロープウェーに向かう。山頂から1時間
ほどで到着。乗り場には大勢の観光客がおり5分ほどの待ち時間で土合に向かい、14:00駐車場着。
紅葉は終わっていたが、秋晴れの中、気持ちの良い山行であった。