5/25,26(白馬岳、2号雪渓)

5/25
東京を早朝出発し。猿倉駐車場を9:10。スキーを担いで歩きはじめる。大雪渓からはシール登高で高度を稼ぐ
ガスでほとんど視界がなかったが、11時頃やっとガスがとれて杓子が見える。
一度スキーを担ぐが、小雪渓から再びシール登高。不摂生と睡眠不足で足が出ない。村営小屋の下の岩で、たまらず昼寝。元気を取り戻して14:40白馬山荘着。
小屋はガラガラで全員で9人。
大雪渓から杓子岳
5/26
朝からガスと強風で、天気予報によればゆっくり下り坂で夕方から雨である。
とりあえず様子見をしていると9時頃から時々ガスが切れる。準備をして強風にあおられながら松沢ケルン
奥の2号雪渓に向かう。ガスの切れ間から見る2号雪渓上部は垂直のように見える。
2号雪渓への出だし  ほとんど垂直の斜面で転倒は許されない
雪渓手前の岩の隙間でスキーを履きガスの切れるのを待つ。それにしても何という高感度か、30mほど下には岩とクレバスで狭められた場所があり転倒はそのどっちかに激突となる為、絶対に許されない。
9:40ガスが切れて緊張感の中トラバースきみに斜面に出る。こんな急斜面で立ってられるのが不思議なくらいだ。斜度は50度ぐらいか?横滑りで感触をつかみながら意を決してジャンプターン「決まった」2回、
3回とジャンプターンで高度を下げる。岩とクレバスの間を抜けてからは斜度も45度程度となりほっとする。その後、1分滑ってはガスの切れ間を10分待つを繰り返しながら、標高2500m付近からは完全にガスが切れて遥か下に豆粒のような大雪渓を登る登山者が見える。このころから落石が散乱し、避けながら滑るが時々ガリっとスキーを傷める。
後は大雪渓に合流するだけかと思いきや、何と小さな滝が2つ出ておりとてもスキーでは下れない。スキーを担いで1つ目の滝を越す。2つ目は岩を巻くがスキー靴ではかなり不安定。
その後、大雪渓に合流してからは、斜度も緩み登山者を横目に飛ばす。
雪渓末端では小屋で一緒だった3人パーティーがラーメンを食べながらワインで乾杯している(大雪渓を下りたようだ)。こちは軽量化の為パンでわびしい食事。下山してからのビールがあるさと我慢。
気が付けば稜線のガスがとれ、滑ったルートが一望。ここからスキーを担いで駐車場へ
11:20着。
2つ目の滝