強い冬型で日本海側の山は吹雪であり、富士山は風は強いと予想されたが晴れベースだろうと、正月の運動不足解消にと
出掛けた。
自宅を４時に出て太郎坊トンネル脇の駐車スペース６：２０着。明るくなるのを待っていると写真の人が２名下山して来たの
で上部の状況を聞くと、１合目駐車場手前で猛吹雪で引き返して来たとの事。かなり条件は厳しいようで気力が萎える。
せっかく来たので、行けるとこまでと７：０５準備をして出発。
昨日の降雪のおかげで、雪を拾いながら沢沿いにシール登高開始。１合目駐車場の下からは正面からの強風に難儀
する。時々見えていた宝永山も雪煙に隠れ、富士山頂は見る事が出来ない。何とか頑張って１合目駐車場の左を更に
登り一旦休憩。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上部は雪煙で見る事が出来ない

テルモスの紅茶を飲んで１０分程様子見している間にも更に風が強くなり、立っているのもやっとになって来た。この先は
更に風が強くなる一方であり早々に撤退とする。

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さっきまで見えていた下部も雪煙にかすむ

シールを外し早速滑降。プチモナカの緩斜面であるが、ものすごい追い風で油断するとハイスピードになる為、抑えながら
の滑降であっと言う間に車道上に到着。休んでいるとスキーとボーダーのパーティーが下山して来る。
もしやと思ったらシーハイルの佐々木氏らで、やはり同様に撤退してきたようだ。

早々の撤退であったが、この条件では無理は禁物である。御殿場温泉で汗を流し帰途に着く。