仙ノ倉山・東ゼン、ダイコンオロシ沢(元橋〜仙ノ倉山〜東ゼン〜三ノ字沢
 〜ダイコンオロシ沢〜毛渡沢〜土樽)

4月5日
コースタイム:駐車場7:10〜仙ノ倉山10:55・11:20〜東ゼン滑降〜登り返し点11:55・12:15
         〜三ノ字稜線13:10・13:30〜ダイコンオロシ沢〜取水口15:00〜林道歩き〜土樽15:45

昨年の今日は、膝の手術で暗い気持ちであったが、今年は山スキーが出来る喜びに感謝。しかし、何と言う事かニーブレス
を忘れてしまった。医者からはスキーの時は必ず装着するようにと言われているが、復帰後4ヶ月であり無理せず慎重に滑れ
大丈夫だろうと予定通とする。
今回は鷹觜さん、田宮さんのRSSAとAさんの4人パーティーで仙ノ倉山を目指す。平標山の稜線まではいつも通りのルート
で登り天気も良い。但し、のんびり春山を楽しむには風が強い。平標山山頂は踏まずトラバースで仙ノ倉山を目指す。
仙ノ倉山山頂も風は強いが、谷川連峰の最高峰だけあって眺めが良い。何と言っても正面の万太郎山が迫力ある。

            

              万太郎山と谷川岳、赤谷川源流からの滑降コースは正面の広い尾根 

後続パーティーが徐々に到着。シッケイ沢の滑降だろうか?
我々は準備をしてファーストステージの東ゼン滑降。山頂直下はハードバーンであり、慎重なターンで滑降して行く。

            

                         東ゼン上部を滑降していく

ルートは右にカーブし徐々に雪も柔らかくなり快適な滑降となる。素晴らしいロケーションに思い思いのシュプールを刻む。

            

                          快適に飛ばす鷹觜氏


            

                        気持ちの良い東ゼン中間部

やがて急斜面となり、ここを下り切った所で滑降終了。この先は滝が出ており滑降は不可能でありここで大休止。
十分休憩し、三ノ字沢をシッケイの頭に続く稜線目指して登る。疲れた体には堪える登りである。
今回は雪質が良かったが、通常は1.5〜2時間は掛かるらしい。稜線はからは再び大展望で、滑降準備をしながらゆっくり
休憩。
ここから広い稜線をシッケイの頭までのんびり滑り、いよいよダイコンオロシ沢滑降である。コルまでの急斜面は雪質次第
では嫌らしそうであるが今日は問題ない。コル手前で土樽からの登山者とすれ違い毛渡沢の状況を聞くと群大ヒュッテのすぐ
先まで除雪されているとの事で、長い歩きを強いられそうだ。
そんな事より目の前の美味しそうな斜面を頂く事にしよう。

            

                      コルからダイコンオロシ沢を覗く

滑り出してみると快適なザラメで、歓声を上げながらそれそれシュプールを刻む。斜度、沢の広さ共ちょうど良く快適に飛ばす。

            

                        ダイコンオロシ沢中間部のA氏


            

                          ザラメ斜面を飛ばす田宮氏


            

                       ダイコンオロシを振り返る

下部にくると気温も上がり重い雪質と変り、西ゼンからのルートと合流する頃にはスキーの滑りも悪くなる。仙ノ倉谷は
スノーブリッジが残っていないので渡渉をして左岸に渡る。情報通り、群大ヒュッテ先の取水口付近まで除雪されておりここから
スキーを担いでの歩きとなる。45分程で土樽到着。スキーでも滑りが悪いともっと時間が掛かるので以外に早かった。

平標山周辺は何度も来ているが、今回のルートは登り返しの辛さがあり敬遠していたが、それを補って余りある好ルートで
あった。
思い残しとしては、ニーブレスを忘れた為に思い切った滑りが出来なかった事であるがアクシデントが無かっただけで良しと
しよう。