西穂高岳・西穂沢(新穂高〜白出口〜西穂沢〜西穂高岳ノコル〜西穂沢〜白出口〜新穂高)
5月26日
コースタイム:新穂高5:10〜白出口6:30・6:45〜西穂沢末端7:30・7:40〜西穂高岳ノコル11:20・12:10
         雪渓末端12:30・12:45〜白出口〜新穂高14:30

先週の西穂高沢は雪崩で撃沈。ならば今週はしつこく西穂高岳の反対側、西穂沢へ。
自宅を1時に出て新穂高に4:50等到着。準備をして5:10出発。
始めてのコースなので早出に越した事はないが流石に眠い。林道を白出口まで歩き白出し沢コースに取り付く。45分程で
西穂沢の雪渓末端に到着。誰も居ないと思っていたら先行者が1名登っている。(上田さんであった)

       

                             西穂沢に到着

ここからシールで登り、2450m付近からアイゼンに切り替える。先行の上田さんのトレースがあるので助かる。この辺りまで
来るとやっと左に西穂高岳のコルが見えてきた。後はひたすら頑張るのみ。

       

                             やっとコルが見えてきた

やっとコルに到着。反対側に上高地や乗鞍岳が見える。直ぐ下の沢は先週敗退した西穂高沢。 出だしは急だが広く快適そうだ。
しかし、早くも昨日の新雪が小雪崩を起こしており東斜面で気温が上がっているようだ。
振り返ると笠ヶ岳から黒部五郎双六、鷲羽岳等の北アルプス中心部の山々の眺めが素晴らしい。

       

                              反対側の西穂高沢


       

                            眼下に上高地


       

                            黒部五郎と双六岳

十分休憩し待望の滑降。最初はルンゼ状の急斜面の滑降だがデブリと落石がありあまり快適そうには見えない。更に出だし
には岩があり斜面を狭くしており引っ掛けないように注意が必要だ。
まずは上田さんがエントリー。この急斜面の落石をもろともせず時々ガリっと音をさせながら滑って行く。
私はというとそんな事はしません。セーフティーファーストで落石を避けながら慎重に滑降。

       

                         ルンゼ滑降吉田(上田さん提供)


       

                    ルンゼの出口。この下は広い快適斜面が待っている

ルンゼを出ると広い沢となる。最初はデブリ上の滑降であるが柔らかく意外に快適。その下は綺麗なザラメで超快適。お互い
写真を撮りながら滑降。下部は流石に落石も多く斜面も荒れてきたが雪渓末端まで十分楽しめる。

       

                           広い斜面を飛ばす上田さん


       

                           写真左がルンゼ出口

       

                      この下は綺麗なザラメバーン(上田さん提供)


       

                          中間部の快適ザラメ斜面


       

                           滑降斜面を振り返る

大休止後、後はスキーを担いで新穂高を目指す。がらにもなく花などを見ながら遠回りをしたので登りと同じぐらいの時間が
掛かってしまった。

       

                      初夏ですね。花の名前は分かりません


       

        もちろんこんなに道草をしている訳ではありません。感度不調でGPSデータはボロボロ

高曇りで気温が上がらなく落石も2個ほどで済んだ。また2500m以上の新雪もストップスノーにならずラッキーだった。

2週続けて敗退していたので今日は予定を果たせて満足。久し振りにスカッとした山スキーが楽しめた。

今日は、最近良く行く新平湯の温泉民宿泊まり。温泉とビールが待っている。