乗鞍岳(スキー場〜富士見岳から摩利支天岳稜線2800m往復
1月28日
コースタイム:スキー場9:40〜富士見岳稜線13:10・13:35〜スキー場−場14:40
自宅を4:15に出て乗鞍高原スキー場には予定通り8:30前に到着したが、あまりに風が強く様子見してからゲレンデへ。
最初のリフトが強風で4回も停止。先が思いやられる。ゲレンデトップで準備をしてシール登高開始。切り開きの中は風を
遮ってくれるので助かる。30分ほどで先行者に追いつき、交代でラッセル。位ヶ原の下では風が強く、あまり視界がないので、
しばし休憩。予報では徐々に回復方向で、ゆっくり行ったほうが良さそうだ。20分程待つと、時々青空が覗いて来たので出発。
位ヶ原では、いつも以上の正面からの強風で、前進を阻まれる。とにかく顔が痛いので、5、6歩進んだら反対方向を向かない
と続かない。
徐々に天気も回復し、時々稜線が姿を現すが、雪煙が強い。ルートを右にとり、摩利支天と富士見岳間の稜線を目指す。正面
からの強風と、意外に深い雪でペースが上がらず、ヨレヨレになりながら、やっと稜線に到着。

            

                         稜線から摩利支天岳とコロナ観測所

当初予定では富士見岳直下から位ヶ原山荘への滑降であったが、あまりの強風に、この先の稜線では飛ばされそうで、往路
を戻る事にする。展望の回復を待ったが、なかなか回復せず、あきらめて滑降体制をとる。
雪煙の弱まったところを見計らって滑降開始。最初はパウダーであったが、吹き溜まりでは強風の影響でスラブ化して重い雪
で滑りも今一。もっと急斜面だったら雪崩に注意必要だろう。

            

                      稜線直下の斜面,、見た目よりだいぶ重い雪質


            

                      今一の滑りでもシュプールはそれなりに付く

下るにつれ、時々パウダーも現れて一気に加速。気が付くと、山頂方面や中央アルプス方面も見渡せる。

            

                             中央アルプス方面


            

                            山頂方面も見えてきた


            

                        下部ではパウダーも現れてきた

位ヶ原のアイスバーンは、追い風で一気に下る。位ヶ原下部で引き返したパーティーが多いようで、切り開き帯は、かなりの
シュプールである。この時期邪魔な藪は出ていないので、シュプールを避けながら飛ばせる。風のない所で、テルモスの紅茶
と行動食で大休止。
5分程でスキー場に出れば、後はノンストップで滑降し駐車場到着。

冷えた体を温泉で温め、その後は、ビールが待っている。