蓮華岳・蓮華大沢(扇沢〜針ノ木峠〜蓮華岳〜大沢〜針ノ木雪渓〜扇沢)
5月6日
コースタイム:扇沢6:05〜マヤクボカール分岐8:25?・8:40〜針ノ木峠9:40・10:00〜蓮華岳11:05・11:35〜大沢滑降
         〜針ノ木雪渓滑降終点12:10・12:30〜扇沢12:50

GW後半は蓮華岳へ。蓮華岳のみならもっとゆっくりの出発で良いのだが、午後から下り坂なので早めの1:45自宅を出て扇沢に5:25到着。
トイレを済ませて予定通り6時過ぎにスキーを担いで出発。予報通り朝から高曇りで日差しはないが視界は十分。
3週間前にスバリ岳に行っているが、その時によりだいぶ雪が少ないので沢沿いに行けるか心配したが大丈夫だった。
最終堰堤手前から蓮華大沢を確認すると雪は繋がっており問題ない。針ノ木岳方面もまだまだ滑降には問題なさそう。

  

                 針ノ木雪渓からの蓮華大沢、沢の雪はたっぷりで繋がっている


  

                            針ノ木岳方面も雪は十分

最終堰堤を越えると、3週間前でも薄かった沢が出ているが、右岸を通れば問題ない。
GWとはいえ、暦では平日なので先行は単独のスキーヤーと登山の3人パーティーのみで、この場所としては静か。(後続は2名?)
マヤクボカールへの分岐で大休止。この時間は雲が切れて束の間の青空も出て暖かい。
針ノ木峠は下と違い例年並みの積雪。相変わらずの高曇りであるが周りの山々の眺めは良い。気にしていた風も大したことはない。

  

                        針ノ木峠から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳

十分行動食をとりスキーを担いで最後の登り。
最初のピークを越えると稜線漫歩なのだが、雪が緩んで時々落とし穴状態。
頂上直下にスキーをデポし、少し登れば蓮華岳山頂。
何度来てもいい眺めだ。なんと言っても正面の立山、剱岳から後立山連峰。振り返ると槍穂高連峰で先週の前穂高岳も見える。
天気も何とか持ってくれて視界があるうちに滑降出来るのが嬉しい。天気の割には寒くなくハーブティーを飲みながらのんびり展望を楽しむ。

  

                       蓮華岳から針ノ木岳とスバリ岳、奥は立山


  

                      こっちは剱岳、大脱走ルンゼもだいぶ狭そう


  

                             野口五郎岳(左)と水晶岳


  

                               広い蓮華大沢上部

スキーデポ地に戻って滑降開始。そのまま下っても繋がってそうだが、広い斜面の方が気持ちが良いので稜線をトラバースしてから
フォールラインに入る。
最初は広く快適。その後徐々に狭く急なルンゼ状の斜面となるが雪も緩んでおり快適。但し、新雪部分は重いので極力避けて滑降。  

  

                                蓮華大沢上部


  

                              上部斜面を振り返る


  

                                大沢中間部1


  

                         針ノ木雪渓までまだまだ滑降斜面は続く


  

                              大沢中間部2

いい感じの斜面は中間部まで続き、ここまではデブリも気にならない。この下は雪が重く新雪部分は完全なストップスノー。
やがて落石も多くなり避けながら滑降。右から大沢左俣が合流し、左にカーブすればまもなく針ノ木雪渓の最終堰堤の下に合流。
藪を避けながら右岸をトラバースし、雪が切れた所で滑降終了。
後は、20分程下れば扇沢到着。
先週、沢渡駐車場に着いたら瞬間からくしゃみ鼻水がでて、3日間苦しんだので、今回はここまで何ともなく直ぐにマスクを付けて一安心と思い
きや、この後くしゃみ、鼻水が。マスクはあまり効果がないのか?

アレルギーには参ったが、肝心のスキーは天気が悪化する前に滑れて良かった。
何度来ても蓮華大沢は楽しいルートだ。