白馬岳・三号雪渓
5月10日 晴れ
先週に続いての白馬詣。三号雪渓は白馬岳山頂の直下から大雪渓に続く急斜面であるが、今回は二号雪渓上部からのエントリーを試みた。
3時過ぎに自宅を出て、7:35猿倉出発。今日も先週同様、最初からシール登高可能である。大雪渓に入ってから、ひたすら上部を目指し、葱平から一旦スキーを担ぐが、再びシールで白馬山荘に12:05到着。
休憩後、スキーを担いで登り12:40白馬岳山頂着。
天気は晴れであるが、春霞のようであまり遠望は利かない。早速、三号雪渓を確認すると二号雪渓上部と主稜からのエントリーが
可能であるが、主稜側の山頂直下のクレバスがいやらしく、予定通り二号雪渓からとする。

            

                             白馬岳山頂から三号雪渓をのぞく

スキーを担いで、1分ほど下り、先週滑降した二号雪渓の滑降ポイントで準備をしていると、スキーを担いで登ってくる人がいて声をかけると偶然にも同じRSSAの村石さんであった。ルートは二号雪渓を滑るとの事で、二号、三号雪渓の同時滑降となる。
13:40まずは二号雪渓を滑降開始。

            

                              滑降直前の記念写真

             

                              二号雪渓上部の滑降

上部の急斜面をクリアし、直ぐに左へトラバースして三号雪渓へ。尾根を越えて覗き込むと雪が繋がってない為、急斜面を50mほど
登り返して再度確認すると今度はエントリー可能である。

            

                                   三号雪渓上部

隣の2号雪渓からは、村石さんの歓喜の雄叫びが聞こえており既に快適下っていったようだ。さて、いよいよ待望の滑降である。尾根から三雪渓に下りる急斜面は、重めの雪質ではあるが快適な滑降。しかし、それも長くは続かず、雪崩の深い縦溝に難儀する。やがてルートは狭くなりノドの部分となり、クレバスの通過に一旦スキーを担ぐ。

               

                                三号雪渓上部を振り返る

            

                           ルートは徐々に狭くなりノドの部分となる
           
ノドを過ぎてからは、縦溝の他、落石が多く、避けながら滑降するが時々踏んでしましい、ソールは傷だらけ。汗ぐっしょりになり大雪渓に出ると、既に村石さんはビールでくつろいでおり二号雪渓は快適だったようだ。
その後、2人でのんびり下り14:45猿倉着。

            

                              三号雪渓の滑降ルート