白馬岳・白馬沢右股(猿倉~白馬山荘~白馬岳~小蓮華山手前ドロップポイント~白馬沢右股~大雪渓~猿倉)
   5月14日

  コースタイム:猿倉6:20~白馬山荘12:20・13:00~白馬岳13:25・13:30~白馬沢ドロップポイント14:15・14:30~白馬沢
          ~大雪渓~猿倉15:45


  自宅を1:30に出て猿倉に5:45到着。体力が落ちたばっかりにこんなに早く出発。当然、睡眠不足との相殺。
  30分程は雪がなくシートラーゲン。その後は林道から大雪渓へとシールで登る。GW後半の降雪の影響で今までにないデブリ。

  

                  目指す白馬沢


  

                 白馬岳


  

                     大雪渓

  何時も通りアイゼンポイントから再びシートラ。上部は例年と違いかなりザクザクで雪は締まってなく果たして雪質は?
  急斜面を過ぎたらシールで白馬山荘へ。今日も雷鳥が元気をくれる。

  

                村営頂上小屋方面



  

                    雷鳥

  前半セーブしたせいか何時ものヨレヨレ感なしに到着。タイム確認すると前回より30分遅れでそりゃーバテない訳だ。
  シールを外すと懸念していたスキーへの糊残りが結構ある。前回も多少ベタベタ感があったのでワックス除去スプレーを準備していて
  良かった。
  さて山頂へ。手前の二号雪渓を覗くも雪庇が大きいのと、途中のザクザクもあり、雪がまだ白くかなり不安定っぽい。
  やっと山頂到着。予報通り徐々に稜線に雲が出てきたが剱立山や白馬鑓ヶ岳、旭岳が見える。

  

                    白馬岳到着



  

                   白馬鑓ヶ岳



  

                    剱立山


  


  ここから小蓮華山手前のドロップポイントまで夏道と雪のミックスの下り。この下りが損傷している半月板に堪える。

  

             途中の稜線はスキーの方が良い場所もある


  

                小蓮華山方面と妙高山、火打山

  やっとの事でドロップポイント到着。紅茶と行動食でひと息入れる。
  待望の滑降開始。まずは雪庇を避けて左にトラバース気味に白馬沢へ。やや重であるが上部はまずまず快適。

  

                   白馬沢を覗く


  

                    白馬沢上部1


  

                白馬沢上部を振り返る


  

                       白馬沢上部2


  中間部以降は斜度も増すので数ターンして安全地帯で様子見。すると危惧した通り湿雪雪崩がなかなか止まらない。途中、一緒になった
  2名パーティーも滑降して来たが、同様に安全地帯で雪崩が止まるのを待つ。この下はノドで雪崩が全て集まるので慎重に。

  

                     白馬沢中間部1



  

             白馬沢中間部


  

               白馬沢からの白馬岳


  

                  中間部2


  

                   白馬沢中間部2

  止まったタイミングで雪崩跡を上部を確認しながら滑降。小さな雪崩はあるものの何とか大丈夫。
  やがてノドへ。この下のデブリは織り込み済だが例年以上に悪い。しかも、さっき落とした雪崩がまだ止まっていないので影響のない端を
  ひたすら標高を下げる。

  

                 デブリゾーン

  小蓮華沢と合流する辺りまで来るとデブリ帯は終了。
  ここまで来れば安全地帯で広い白馬沢を飛ばす。大雪渓で登りルートに合流。最後のシートラの下りは膝に堪える。

  

               デブリ帯を越えれば広い白馬沢


  

                    広い白馬沢下部

  白馬沢右股は広くて快適なザラメだった事が多かったが、今日は中間部以下は厳しかった。
  この後は温泉とビールが待っている。