白馬岳・白馬沢左俣上部・右俣(猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬沢左俣上部〜白馬沢右股〜大雪渓〜猿倉)
5月18日
          コースタイム:猿倉7:10〜白馬山荘12:45・13:15〜山頂13:30〜白馬沢滑降13:55〜大雪渓〜猿倉15:10

再来週も白馬の予定であるが天気が良いとは限らないので今週も白馬へ
自宅を2:40に出て猿倉に6:40到着。早速、スキーを担いで出発。10分も歩くと雪が繋がりシール登高に切り替える。大雪渓末端に着くと何やら
大人数のパーティーが休んでいる。山ヤっぽくないと思ったらテレビドラマの撮影らしい。
こっちはひたすら大雪渓を登る。いつも後半バテるので前半セーブしながら登ったが、後半のバテは少ないものの白馬山荘に着いた時間は何時も
より遅くガッカリ。
今日は暖かく山荘前のベンチでのんびり大休止。時間があったら間違いなく昼寝だった。この暖かさが仇になる。

   

                               今日は雷鳥が多い

再びスキーを担いで15分程で白馬岳到着。いつも通り展望は素晴らしい。

   

                                  定番の剱、立山


   

                                 山頂で記念写真


   

                            小蓮華山と妙高山、焼山、火打山


   

                              エントリーポイント付近から稜線


   
   
                                滑降ルートを覗く                          

滑降は二号雪渓の予定であったが、下から見て白馬沢左俣が繋がってそうだったので、まだ滑っていないこっちに変更。三国境方面に少し下り
雪庇なくなったあたりから滑降開始。
上部は快適なザラメであったが少し高度が下がると急に雪が重くなり快適とは程遠い。更に湿雪雪崩が頻発し、ルートに考えていたノド方面に落ち
て滑降ルートは雪崩だらけになってしまった。下が見えないのでここは諦めて緩い尾根を左に乗越す。こっちは広い斜面であるが更に雪が重く
やはり湿雪雪崩が頻発。この先は細くなるのでヤバそう。

   

                             この辺りまでは快適だったのだが


   

                               白馬沢左俣上部

こうなったら安全第一に更に左の白馬沢右俣へ。少し下に目をやると左俣から右俣にツボ足の跡が確認出来る。下まで下ったものの条件が悪く
トラバース気味に登り返して左俣から同様に右に転進か?(白馬沢本流のシュプールあり)
残念ながら右俣と左俣を分ける尾根で雪が繋がっていないので一旦スキーを外す。距離は20m程度だがガレた急斜面のトラバースは緊張し汗が
吹き出る。出た先も細く急な斜面でいやらしい。雪が良ければ問題ないが間違いなく大きな湿雪雪崩が出そう。(結果、雪崩は下部のデブリ帯ま
で繋がった)ここを過ぎて更に左にトラバースすれば右俣のノーマルルートにでる。

   

                             尾根を乗越し白馬沢右俣へ

ここから下部のデブリ帯手前までは快適な滑降が楽しめた。

   

                               ここからは右俣滑降


   

                           右俣をひと滑りして振り返る


   

                                 白馬沢右俣滑降

デブリは先週の奥小沢よりましだが、石でスキーソールは更に傷んでしまった。左俣方面を振り返ると中間部はデブリだらけでありそのまま下らず
正解だったようだ。
デブリ帯を通過すれば広い白馬沢の本流が大雪渓まで続いており快適。後は、雪が切れるまで滑り10分程歩けば猿倉到着。

   

                         デブリ帯を抜けると広い白馬沢本流を飛ばす


   

                             広い白馬沢本流

残念ながら左俣完全滑降は次回にお預けであるが、左俣右俣継続滑降で良しとしよう。(実際にはただのエスケープ)