立山・雄山南西斜面・山崎カール
11月17日 室堂〜一ノ越〜雄山〜南西斜面〜室堂
11月18日 室堂〜一ノ越〜雄山〜山崎カール〜室堂
コースタイム:11/17室堂10:40〜一ノ越11:40・12:00〜雄山13:05・13:20〜南西斜面〜室堂14:00
         11/18室堂8:25〜一ノ越9:30・10:00〜雄山10:55・11:30〜山崎カール〜室堂12:30

11/17
今年も立山での初滑りの時期がやって来た。先週からの風邪も8割がた回復し、予定通り自宅を4:15に出発し扇沢に
7:55到着。8:30のトロリーバスに乗り室堂に9:55到着。余分な荷物をコインロッカーに預けて出発。
天気予報は良くなかったが、意外にも快晴でラッキー。久々のシール登高で快適にと言いたい所だか、呼吸が苦しくさっぱり
ペースが上がらない。体力衰えか?病み上がりのせいか?
一ノ越で休憩後、スキーをアイゼンに履き替えて雄山を目指す。相変わらずペースが上がらず息苦しく、まるでヒマラヤを
登っているかのようだ(もちろん行ったことはない)。
やっとのおもいで雄山山頂到着。いつものように今までの強風が嘘のように社務所の脇は風がなく暖かい。先ほどまで見え
ていた山々は徐々に雲に覆われはじめているが、槍の穂先は雲の上に出ている。

            

                    徐々に雲が湧いてきたが槍ヶ岳の穂先は出ている 


            

                           山頂で記念写真

のんびりしたい所であるが、雲が湧き始めており早々に準備をし、南西斜面の滑降ポイントの社務所裏へ。既にガスが湧い
ているが、太陽が顔を見せるタイミングで滑降開始。まずまずのパウダーで久々の感触が心地よい。

            

                         晴れ間を狙って滑降開始

ルンゼ状の斜面は徐々に幅を増し、一直線に滑り一気に一ノ越へのルートへ合流。

            

                        南西斜面下部から振り返る

あとは往路を室堂まで戻り、荷物を回収し今日の宿「みくりが池温泉」へ。このあとガスは取れず、ギリギリのタイミングで
あった。

11/18
一旦、室堂ターミナルへ行き、昨日同様、荷物をコインロッカーに預けて出発。
今日もペースは今一であるが、時間もあるのでゆっくり登る。一ノ越で十分休憩して再び雄山へ出発。昨日よりはだいぶ
楽であるが、あえぎながら快晴の山頂到着。
山頂からの眺めはいつ来ても素晴らしい。北アルプスはもちろん南アルプスや富士山、御嶽山なども見渡せる。今日は、
天気が持ちそうなのでテルモスのハーブティーと羊羹でのんびり展望を満喫。

            

                         遥か富士山と南アルプス


            

                          白山と有峰ダム、手前は浄土山


            

                      右から鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳

滑降準備をして今日も社務所裏へ。今日は山崎カールの滑降であるが最上部からローソク岩方面は岩が出ており、尾根を
50mほど滑ってからカールへドロップイン。上部は固めの雪であるが標高が下がるにつれてパウダーとなり、広いカールに
シュプールを刻む。

            

                        山崎カールにシュプールを刻む

カールの底からルートをトラバースぎみに左にとり、ここから沢まで最後の滑降。この斜面の雪質が素晴らしく
パフパフパウダーで快適な滑降で締めくくる事が出来た。

            

                       最後の斜面は思いのほか快適なパウダー

再びシールを付けて登り返し室堂へ向かう。荷物を回収しトロリーバスで下山。

体調は今一であったが、天気もまずまずで快適な山スキーを楽しむ事が出来た。