蓬峠周辺(土樽〜稜線〜蓬峠〜稜線散策〜南西面1本(白樺沢源頭)〜蓬峠〜南側の沢〜蓬沢〜土樽)
3月24日
コースタイム:土樽7:15〜稜線10:40〜蓬峠11:10・11:20〜散策〜エントリーP11:45・11:55〜白樺沢源頭1本〜登り返し
        〜蓬峠12:40・12:55〜南側沢滑降〜土樽14:05

今週は蓬峠へ。自宅を3:30に出て除雪終点に6:45到着。だいぶ雪が少なく蓬沢は通過出来るのか心配なくらいだ。
他の3パーティーはいずれも「シシゴヤの頭」への登山者。シシゴヤの頭に何があるんだろう?
1箇所ギリギリのスノーブリッジの通過があったものの何とか繋がっていて良かった。もう大丈夫と思いきや稜線への支尾根の取り付く手前
の沢が渡れない。しょうがないので左の沢を大きく巻いて尾根に取り付く。蓬沢源頭部付近を見ると見たことのない規模のデブリ溜まってい
る。上部の確認が出来ないので、どのぐらい続いているか分からないが相当長そう。ここは滑降出来ない。

   

                     目指す稜線は遠いが雪は十分

展望も良くなってきた。振り返ると仙ノ倉山と平標山。帰りの滑降ルートも見える。
稜線が近づくにつれ新雪が溜まっておりここを1本でも良いかな?いかん、先を急ごう。

   

                    蓬峠方面、帰りの滑降は正面の沢ルート


   

                  新雪が良い感じに付いてここも快適そう


   

                            仙ノ倉山と平標山

すると今度はトラバース予定のルートが稜線からの全層雪崩で通れない。稜線経由でいって見ると何とか通れてホッとする。

   

                      稜線からの全層雪崩でルート変更

後は蓬峠までの稜線万歩。七ッ小屋山の奥に大源太山と巻機山。正面には大烏帽子から朝日岳、笠ヶ岳、更に一ノ倉岳と武能岳。その奥
には真っ白な仙ノ倉山と平標山と素晴らしい。

   

                          大源太山と巻機山


   

                         武能岳と一ノ倉岳


   

                       朝日岳から笠ヶ岳の稜線


   

                    国境稜線と七ッ小屋山から巻機山


   

                              蓬峠到着            

蓬峠到着。暖かくのんびり休憩。
さて、国境稜線の群馬県側は白樺沢の源頭で素晴らしい斜面がいっぱいあるだけに何処を滑るか迷う。武能岳途中まで行って様子見する
が、ちょっと狭い。結局、戻って蓬峠の少し北側ピークからとする。
準備をしてファーストステージ。
南西斜面で少し重いがまずまず快適なザラメで気持ちが良い。何しろこの広さが気持ちいい。

   

                         白樺沢上部を振り返る


   

                         白樺沢源頭部は快適ザラメ

滑った分の登り返しであるが風もなく暑い。稜線に戻ったら土樽側への滑降ポイントの蓬峠南側のピークへ。誰も登って来ないので今日
はどのルートも貸切のようだ。
いよいよ今日のメイン。まずは尾根絡みで滑降するが少し硬いので左側の沢へ。ここは浅いパウダー。

   

                          稜線直下は底有りパウダー

更に滑降しもう一つ左の沢へ。
ここは、より北側斜面で期待通りのパウダーで感激。今シーズイン最後のパウダー?を一気に飛ばす。

   

                     やっとパウダー斜面に当たる


   

                        更に南側の沢は快適パウダー


   

                      まだまだパウダーが続く

このまま蓬沢を滑降したいところだがデブリ帯になるので早めに左の尾根にトラバース。下部は見えないが予定通りのルート取りでデブリ
の先に出る事が出来た。

   

                       更に下部は直前まで日陰で更に軽いパウダーが残っていた


   

                      デブリ帯はトラバースで無事通過


次のポイントは沢の通過。登りは右岸を巻いたが遠回りなので、チェックしていた左岸をトラバースし1箇所繋がっているスノーブリッジを渡れ
ばもう安心。
ストップスノーになってきたが後はのんびりスキーを滑らす。

雪の少なさとデブリに苦しめられたが、天気もよく滑降はすこぶる快適だった。
群馬県側のザラメと新潟県側のパウダーの両方味わえて特した気分。