９／１４ 千枚小屋５：５５〜千枚岳６：３５〜悪沢岳７：４０・７：５５〜中岳８：４５・９：００〜大聖寺平１０：３５？
〜赤石岳１１：５０〜赤石岳避難小屋〜赤石岳１２：５０〜赤石小屋１４：３０
９／１５ 赤石小屋６：２０〜椹島８：３０
９／１３
南アルプス南部は、何度も計画しながら天気が悪かったり休めなかったりで今まで行く機会がなく空白地帯だったが今回やっと実現。
自宅を２：０５に出て新東名の新静岡ICを４：１０。この後、井川まで２７号線の峠越えであるがこの道がいやらしい。狭くカーブ
が多く対向車が来なかったのが幸い。（帰りは何度もすれ違いに苦労する）
畑薙ダムのバス乗り場へ６：１５到着。８時のマイクロバスで椹島へ。流石にここまでが長い。準備をして早速出発。
こんな山奥にこんな立派な施設が忽然と現れる
朝のうちは涼しかったがこの時間だと暑い。最初の急登を暑さと戦いながら頑張れば、その後は斜度も緩みひたすら小屋を
目指す。
５時間ちょうどで新築の千枚小屋到着。まずはビールで喉を潤す。今日の宿泊は９名で空いている。この辺りの小屋の寝具は
シュラフであるが１枚を敷布団替わりにし、もう１枚をフルオープンにし掛け布団とし、適当に毛布を使えば楽チンだ。空いてい
ればこそだ。
新築の千枚小屋
９／１４
小屋からは富士山が正面
今日はメインの日だが午後からの雨予報が気になるところだ。千枚岳まではほんのひと登り。快晴の南アの山々や振り返れば富士山も素晴
らし。一休みの後、悪沢岳に向かう。
千枚岳からの悪沢岳、この時は快晴
歩き始めてほんの少しの時間で赤石岳に山頂に雲が掛かり始め、富士山にも悪天の兆しのレンズ雲が掛かり早くも下り坂か？
ほんの１０分ぐらいの間に雲がどんどん増えさっきまでの天気が嘘のように視界がなくなりガッカリ。悪沢岳からの展望を期待していただけに
残念。
トボトボ歩いて山頂直下まで来ると何やら明るくなって来た。青空が見えたかと思うと山頂到着を待っていた様に一気に回復。
これだから山は辞められない。
悪沢岳は南ア最高峰だけに素晴らしい展望だ。北には仙丈ヶ岳から甲斐駒、北岳、塩見岳や鳳凰三山など、振り返ればこれから行く赤石岳
と聖岳。西には中央アルプス、御嶽山など。もちろん東には富士山がどっしり。
赤石岳と奥に聖岳
手前、塩見岳の奥に仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳
蝙蝠岳の奥に農鳥、ひときは高い北岳、一番奥が甲斐駒ケ岳、
これから向かう荒川三山のひとつ中岳、左は赤石岳
いつまでも眺めていたいが荒川三山の次のピーク前岳に向かう。
急斜面を鞍部まで下れば山頂まで緩やかな登りで山頂到着。こっちのピークも素晴らしく南アルプスが一望出来る。
中岳から悪沢岳を振り返る
北岳をバックに記念写真
荒川小屋までは一旦下る。途中のあ花畑は鹿避けの柵を何度も横断する。小屋から登り返したところが大聖寺平で天気が良ければ気持ち
が良いだろうが雲が多くなって来た。
大聖寺平まで来ると雲が多くなってきた
正面の赤石岳までひたすらの登り。小赤石岳に着く頃からポツリポツリと小雨が。それほど強くないが雨具を着て山頂を目指す。ここから山頂
までは稜線漫歩の筈だが、今日は小雨とガスの中の登り。
待望の赤石岳到着。記念写真も早々に直下の避難小屋に向かう。ちょうど団体が出発のタイミングだったので混まなくて良かった。ラーメンを
食べながら天気待ち。
今日はタイミングが良いようで、ラーメンを食べ終わる頃に雨が止み明るくなってきた。再び山頂に戻ると時々青空が覗く。
大展望とはいかないものの小赤石岳と奥に前岳と中岳が見えてきた。しばしのんびり。この後更に回復とは行かず諦めて赤石小屋に向かう。
やっと赤石岳に到着
小赤石岳と奥に前岳、中岳の荒川岳
天気はめまぐるしく変わり、再び雨が降り始め一度脱いだ雨具を着る。
富士見平に着く頃には雨が上がり今日何度目かの雨具を畳む。ここからはほんのひと下りで赤石小屋到着。
今日もビールが旨い。
９／１５
小屋の展望台から赤石岳
展望台から荒川三山方面
今日は椹島までの下山のみなので時間があるので時間はたっぷりある。小屋を最後に出発しゆっくり下山。
８：３０椹島到着。バスの時間まで２時間あるがラーメンとコーヒーで腹を満たし、その後、うたた寝をしていれば退屈はしない。
1時間ほどバズに揺られて畑薙ダムの駐車場到着。
すぐ近くの白樺荘の温泉で気落ち良い汗を流す。
空白だった南アルプス南部に行けて満足。
ドピーカンとは行かなかったが、まずまずの天気で展望も良く、３連休前だったので人も少なく静かな山旅を満喫出来た。