コースタイム:高瀬ダム7:05〜烏帽子小屋10:05〜ニセ烏帽子岳10:20・10:30〜四十八池10:50・11:05
〜ニセ烏帽子岳11:30・12:20〜烏帽子小屋12:30・12:55〜高瀬ダム14:55
最近の秋山は展望より紅葉を好むようになり、烏帽子岳は夏に何度か行っているが、樹林は紅葉が綺麗そうな感じで
何より登り下りがブナ立尾根なのだからブナ林の紅葉が見られるに違いなく、時期的にも良さそうで烏帽子へ。
自宅を3時に出て、七倉荘に6:30到着。準備をしてタクシー相乗りで高瀬ダムへ。先週のシルバーウィークはすごい混雑
で2時間待ちだったらしいが、今週は難なくダムに到着し出発。
トンネル、つり橋、河原を20分ほど歩きブナ立尾根に取り付く。予報通り曇りで日差しがないぶん楽であるが、登山前から
腹の調子が今一で、先々週同様吐き気がする。しかし、一汗掻く頃には回復しペースが上がる。稜線が近づくと、時々日も
差し綺麗な紅葉が現れて疲れを癒してくれる。3時間丁度で烏帽子小屋到着。
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徐々に天気も良くなりブナ立尾根の紅葉が現れる
登山道の岳樺とナナカマドの紅葉
烏帽子小屋に着くと素晴らしい紅葉で期待以上である。まずはニセ烏帽子岳へ。
このあたりから再び吐き気がして、ほんのひと登りもやっとである。ここからの展望は良く先週、反対側から眺めていた
水晶から赤牛の稜線や薬師、立山や赤い絨毯の稜線が見事。
正面の烏帽子岳はガスで時々しか見えないので山頂はカットで休憩後、四十八池へ。
烏帽子小屋から三ツ岳
烏帽子池の紅葉
ニセ烏帽子からの水晶岳
20分ほどで四十八池到着。この付近から烏帽子田圃と呼ばれるなだらかな斜面は紅葉真っ盛りでまさに別天地。
この眺めを独り占めとは何とも贅沢。そして正面の白い南沢岳がアクセントとなっている。
四十八池の紅葉
四十八池の紅葉と烏帽子岳
烏帽子田圃の紅葉と南沢岳
いつまでも眺めていたい景色であるが、十分展望を楽しんで引き返す。
ニセ烏帽子岳に戻るとガスに隠れていた烏帽子岳が姿を現す。
烏帽子岳はニセ烏帽子からが最も良い、背後は五色ヶ原から立山
薬師岳
赤牛岳と薬師岳
何時ものラーメンの昼食であるが、体調が今一で半分以上残してしまう。そうなれば昼寝で、体力の回復を図る。
たった5分ほどであるが頭はスッキリ。
ここから約10分下れば烏帽子小屋で、この辺のナナカマドの赤は素晴らしく、テント場当たりも紅葉の盛り。夏に泊まった
事はあるが、この紅葉の中での一夜は格別だろう。
稜線のガスも取れ、唐沢岳、餓鬼岳から燕岳も見えて来た。
テント場から三ツ岳方面
唐沢岳と餓鬼岳眼下に高瀬ダム
紅葉と烏帽子小屋背後はニセ烏帽子岳
小屋の前で記念写真
烏帽子小屋前の紅葉
小屋の人の話では、この鮮やかな紅葉は十数年振りらしく、この色を十分楽しんで下山開始。
紅葉の木漏れ日の下山は心地よい。
紅葉の木漏れ日の下山
早くから高瀬ダムが見えるがなかなか近づかない。途中、1回休憩を入れて下る。ダム湖畔に着く頃はバテテしまった。
ラーメン半分とチョコレート1個ではカロリー不足のようだ。
以前は、ダムから七倉まで歩いたものだが、今回は迷わず客待ちのタクシーで七倉へ。
体調は今一であったが、紅葉の素晴らしさは予想以上でやみつきになりそうだ。人が少ないのも良く小屋泊まりで
南沢岳あたりまで足を伸ばすのも良さそうだ。