29日
台風の影響が心配だったが暑い東京から逃げ、十数年ぶりの五色ヶ原を目指す。
自宅を4時に出て、扇沢発8:00のトローリーバスに乗る。アルペンルートは意外に空いていて9:25室堂着。準備をして
9:45出発。まずは浄土山を目指す。晴れているものの、風が強く稜線はガスに包まれている。睡眠不足で眠いが、焦らず
ゆっくり行く。浄土山を過ぎるとガスで視界が無く、風も更に強くなり寒い。ここから鬼岳東面まで下り、風の無い場所で
カレーライスと抹茶ミルクの昼食でくつろぐ。
11:45再び出発。アップダウンを繰り返し獅子岳からザラ峠に一気に下り、10分ほど登り返すと五色ヶ原の末端で、更に
5分ほど歩くと今日の宿、五色ヶ原山荘着13:45。台風のせいか小屋は比較的空いていた。
30日
早朝は、昨日同様ガスと強風であったが、青空が覗きはじめたので鳶山へ出発。30分ほどで山頂着。今まで遠望がきか
なかったが南側の展望が一気に開る。これだから山は辞められない。笠ヶ岳、黒部五郎、薬師、白山等、素晴らしい景色
である。
正面に雄大な薬師岳
越中沢岳の向うに笠ヶ岳と黒部五郎岳
十分展望を楽しんだら引き返す。後立山方面はガスが取れないが、風も徐々に収まり天気は回復傾向で剣岳も姿を現して
きた。
五色ヶ原の奥に剣岳が現れる
天気も回復し、のんびり五色ヶ原を散策。テント場周辺は、高山植物の宝庫で素晴らしい。花のピークはもう少し前のようで
あるが、それでもまだまだ楽しめる。
鳶山を振り返る
さっきまでのガスが取れ、獅子岳が見えてきた
テント場付近の花畑
平ノ小屋へ向うルートから鷲岳と五色ヶ原山荘
散策を満喫し8:00平ノ小屋へ出発。
急登を一気に下るが正面からの日差しで暑い。このルートは下山に使うのが正解のようだ。9:45黒部湖のほとりに建つ
平ノ小屋到着。十数年前に泊まった事があるが、今は新築され木の香漂う素晴らしい小屋で、次回は是非泊まってみたい。
ここで、ちょっと早いがラーメンとコーヒーの昼食でくつろぐ。
10:45再び出発。
去年、赤牛岳の帰りの通ったばかりであるが、豪雨の影響か登山道は数箇所迂回し思ったより時間がかかる。特に沢に
架かる橋を渡った後の登山道との合流点が分りづらく、ルート確認に時間がかかる。
さっきまでの天気が嘘のように12時過ぎから急に悪化し雨が振り出す。雨具を着るが迷ったが、運良くブナ林で雨宿りしてい
るうち止み再び出発。その後、懸念していた左膝が痛み始めたが
13:45何とかロッジくろよん隣のテント場に到着し、ここで大休止。
あとは、遊歩道を歩き観光客で賑わう黒部ダムに到着しフィナーレ。