針ノ木岳・赤沢岳・岩小屋沢岳
7/28扇沢〜種池〜岩小屋沢岳〜新越山荘(泊)
7/29新越山荘〜鳴沢岳〜赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳〜針ノ木峠〜扇沢
コースタイム:7/28 扇沢8:00〜種池10:40・11:35〜岩小屋沢岳12:30・12:45〜新越山荘13:25
         7/29 新越山荘6:05〜赤沢岳7:15〜針ノ木岳9:30・10:40〜針ノ木峠11:15・11:30〜扇沢13:35
7月28日
4時に自宅を出発。登山口駐車場は既に一杯でターミナルの駐車場に車を置き5分程下って登山開始。最も気にしていた
気温は17度と涼しい。柏原新道は良く整備されており順調なペースで登り種池到着。
2日前の台風が水蒸気を持って行ってくれたのか、この時間でも八ヶ岳、南アルプス、富士山も見渡せる。ここでのんびり昼食
のレトルトカレーと抹茶ミルクでくつろぐ。山荘の生ビールは旨そうであるが、今日の宿の新越まで我慢。
11:35再び出発。テント場を過ぎて樹林帯を一旦下る。下りきったところの稜線は花畑で今が満開。ここから剣岳を見ながら
緩やかに登り岩小屋沢岳到着。山頂からの眺めは良く、正面には残雪を頂いた剣、立山。振り返ると鹿島槍ヶ岳や白馬連峰
が近い。

             

            黒部川を挟んで剣岳と池の平山。平蔵、長次郎、三の窓の各雪渓の残雪が豊富


             

                              鹿島槍ヶ岳と五竜岳


             

                             五色ヶ原から立山連峰


             

                              蓮華岳と針ノ木岳

山頂で十分眺めを楽しんで小屋へ向う。ここからは稜線漫歩の快適な道を行く、やがて下に今日の宿の「新越山荘」が見えて
くる。あとはほんの一下りであるが、なんと猿の群れに遭遇。こんな高い所まで登ってくるとは意外である。襲ってくる事はないと
思うものの大勢で登山道を占拠されてはちょっと怖く、退くのを待ちながら下り山荘到着。
ベンチで展望を楽しみながら待望のビールで乾杯。

7月29日
昨日とは打って変わって、どんよりとした曇り空で、目指す針ノ木の山頂は雲の中。しかも昨日は、隣の人の異常に多い寝返りが
うるさく睡眠不足で気分が上がらない。あまり遠望がなく鳴沢岳、赤沢岳と感動もなく通過。スバリ岳の登りにさしかかった時、
についに雨が降り出す。慌てて雨具を付け終わると待ってたかのように雨が止む。面倒なのでこのままスバリ岳まで登る。
山頂に着く頃には空も明るくなり眼下には黒部湖が見えて来た。
休憩後、再び出発。直下にはコマクサの群落が見事である。一旦下り登り返して針ノ木岳までは30分ほどで到着。
徐々に天気は回復し、時々青空も覗く。野口五郎や水晶、赤牛なども姿を現す。高さはないが尖った山頂の烏帽子岳が印象的
である。最後の山頂であり、少し早いがラーメンと抹茶ミルクで1時間ほどの大休止。

             

                          五色ヶ原をバックに記念写真

             

                        越えてきたスバリ岳と赤沢岳を振り返る

10:40下山にかかる。20分ほど下ったあたりにイアワカガミやチングルマのお花畑があり、しばし休憩。

              

                               チングルマと針ノ木岳 


              

                               チングルマの群落   

この後は、針ノ木峠経由で下る。峠から30分ほど下ると雪渓となり、ここは足セード?であっという間に通過し、樹林帯を下れば
1時間ほどで大沢小屋。ここで小休止後、再び下り45分ほどで扇沢到着。
膝痛予防に使用したスポーツタイツのせいか?今回は膝痛が出ず安心。確かに効果はあるようであるが、圧迫感や見た目を
考えると使わずに済むに越した事はないのだが、今後もお世話になりそうである。

いつも通り、温泉とビールが待っている。時間が早いので今回は空いている「ゆ〜ぷる木崎湖」へ向かう。