剱岳北方稜線は2回目で、今回は今井さん、高城さん、斉藤さん、SHOさんの不思議なつながりのパーティー。
8/26
8:30のトロリーバスで室堂へ。今日は、のんびり剣山荘まで。
8/27
朝から好天で後立山連峰からの御来光を見て6:10に出発。
剱岳までは一般コースで難なく到着のはずが、途中、野鳥とりの旅に出てしまい思わぬ時間と体力を要してしましい
8:25に到着。山頂からの展望はいつも通り素晴らしく北アの山々や富士山も見える。
今のところ雲はさほどでもなく何とか天気は持ちそうだが、午後から雷雨の予報なので早めの行動が良さそうだ。
*写真クリックで拡大
シルエットの鹿島槍ヶ岳
前剱付近からの剱岳
立山の遥か奥に槍ヶ岳や水晶岳、笠ヶ岳が見える
白馬岳
今井さん、高城さんの到着を待って、一応ヘルメットをして9時丁度に北方稜線へ出発。
長次郎ノコルまではガレた斜面で嫌らしい。コルから三つのルートがあるが、今回は安全そうな一番下からトラバースし
チムニーを登る。
そこかは長次郎谷側のザレた斜面をトラバース気味に行き、時々岩稜帯を絡めながら、やがて池ノ谷の頭に到着。
振り返ると長次郎ノ頭や山頂は雲の中。正面の三ノ窓の頭やチンネ、八ツ峰の頭等が迫力がある。
ここから池ノ谷乗越への下りはスラブ状で慎重を要するが全員慎重に通過。
これから向かう北方稜線
長次郎ノコルからのルート、今回は一番下からチムニーを登る
チムニー上部
稜線から本峰方面を振り返る
池ノ谷乗越への下り
池ノ谷ガリーの下りは不安定な石の堆積斜面で膝が疲れる。5月にスキー滑降しており感慨深いルートだ。
三ノ窓に到着し大休止。
三ノ窓から池ノ谷左俣
小窓ノ王の肩への登りは、見た目ほどではなく難なく到着。ここから池ノ平山が正面に見え、今までの岩稜帯とは違い緑の
多いルートとなる。
小窓ノ王の肩への登り
小窓ノ王の肩付近から池ノ谷ガリーを振り返る
緑豊な山スキーのパラダイス池ノ平山
小窓までは2箇所の急な雪渓があり、そのためにアイゼン、ピッケルを準備してきたが雪渓が涸れ不要であった。
池ノ谷ガリーあたりから今井さんが疲れ気味で待ちながら行く。
小窓からは、幸いガスが取れて旧鉱山道への登り口は分かりやすく無事、池ノ平小屋到着。
名物の五右衛門風呂からの裏剣は気持ちが良くビールが旨い。
小窓雪渓
8/28
6:15に出発。写真を撮りながらのんびり仙人峠を経由し二股へ。ここから剣沢沿いを登りハシゴ谷乗越へ取り付く。
以前通ったルートより手前からであり多少早い。しかし、この暑さはたまらない。乗越を通過し、早出での今井さん、
高城さんに追いつく。ここからは待ちながら下り内蔵助平の先の沢沿いで大休止。
朝焼けの裏剱
仙人峠付近から立山方面
仙人峠付近から趣きが違い、八ツ峰、クレオパトラニードル、チンネ、ジャンダルム、小窓ノ王などが一望
内蔵助谷出合までは暑い樹林帯でひたすら頑張るしかない。黒部川との出合は風が涼しく快適。
ここからは整備された上ノ廊下をのんびりのつもりが、雪渓でルートが寸断されており高巻きを余儀なくされそうであったが
SHOさんのナイスな裏技ルートで時間ロスなく通過し、黒部ダム下に到着。
常人は飲めない川の水を水筒に入れたり、急流に足を入れて涼んだり、Sさん、Hさんは、ちょっと目を離すと何をするか
わからない。
涼しい川を横断し、再び灼熱地獄の登りでターミナルの入り口に15時到着。
今井さん、高城さんも到着し、今回の山行は無事修了。
内蔵助谷出合で記念写真
内蔵助谷出合に到着
やっと黒部ダム到着
27日の北方稜線トラックデータ
メチャ混みのトロルーバスで扇沢へ。
斉藤さん、SHOさんとは残念ながらここでお別れ。我々は、温泉民宿で大宴会。
次の日は二日酔いでやっと東京到着。
いずれにしても、無事で何より。