鳳凰三山(薬師岳、観音岳、地蔵岳)
(青木鉱泉〜中道〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜ドンドコ沢〜青木鉱泉)
11月4日
コースタイム:青木鉱泉6:55〜薬師岳11:05・12:00〜観音岳12:30〜地蔵岳13:25・13:55〜青木鉱泉16:55
南アルプスは、だいぶ久しぶりで、無雪期となると十数年ぶりとなる。今回は行った事の無かった鳳凰三山とした。
自宅を3:50に出て青木鉱泉に6:25着。準備をして6:55出発。日帰りなのでもっと早く出る予定であったが途中、道を間
違ってしまい遅くなってしまった。

              

                        青木鉱泉付近から鳳凰三山方面
                  
出発してすぐに沢を渡り林を越えると林道となる。ピストンの場合は林道上部まで車で入れるが今回は周回なのでそうは行
かない。30分ほどで林道と別れて登山道となる。最初は、紅葉の名残を見ながらの登りであるが、じきに南アルプス特有の
針葉樹林帯となる。視界のきかない退屈な登山道であるが、好天なので山頂からの展望を期待しながらひたすら頑張る。
やっと樹林が切れると薬師岳がもう間近で、ひと登りで山頂到着。高いピークが山頂と思って登ったが、本来の山頂は反対
側であるが、こっちのほうが高く眺めも良いのでここで休憩。
ここからの展望は素晴らしい。振り返れば富士山が見事。正面には仙丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、荒川岳、悪沢岳など
南アルプスの高峰が一望。目指す観音岳の奥には北アルプスも見える。反対側は八ヶ岳や金峰山など奥秩父の山々など
360度の眺めである。

             

                         仙丈岳と左奥には中央アルプス


             

                              バットレスと北岳 


               

                            農鳥岳の奥に荒川岳と悪沢岳


              

                               八ヶ岳もくっきり

いつも通りラーメンとコーヒーで大休止。風も無く大展望を楽しみながらくつろぐ。
先が長いのでそろそろ出発。一応、本来の山頂を経由して観音岳を目指す。

             

                        本来の山頂で目指す観音岳をバックに一枚

観音岳までは緩やかな登りで稜線漫歩の筈であるが、ラーメンが、まだ消化していないので、たった30分の登りに腹がき
つい。たどり着い山頂からの眺めは更に素晴らしい。さっきまで見えていなかった地蔵岳と甲斐駒ケ岳、その奥に新雪輝く
北アルプスが見える。

             

                    甲斐駒ケ岳と奥に、槍穂高、乗鞍岳が白く輝いている


             

                             越えてきた薬師岳と富士山


             

                           地蔵岳と奇岩オベリスク

展望を楽しんだら最後のピークの地蔵岳を目指す。アップダウンを繰り返し1時間ほどで到着。中央道からも良く見えるだけ
あって間近に見るオベリスクは迫力がある。オベリスクに登る予定であったが時間がないのでカットとするがここでルートを
勘違いして更にタイムロス。本来、賽の河原から下れば良いものをルートがオベリスクの脇を通っていると思い込み、結局
オベリスクを一周してしまい、地図を見て間違いに気づく。こんな事なら最初からオベリスクに登っほうが良かった。結局、
30分ほどタイムロスして下山にかかる。
最初は砂礫の明るい道であるが、すぐに針葉樹林となり、日陰のため2時過ぎなのに暗い登山道となる。
タイムロスもあり下山を急ぎたいところであるが、膝痛が出ないように押さえ気味のペースとなる。青木鉱泉に着いたのは
日没直前であった。それでも膝痛が出ずホットする。
快晴の一日で展望が素晴らしい山行であった。しかし、時間にはもっと余裕を持って計画を立てなければ。