コースタイム:10/2 新穂高7:25〜杓子平11:20・12:10〜笠ヶ岳山荘14:40
10/3 笠ヶ岳往復〜笠ヶ岳山荘7:10〜秩父平〜花見平10:30・11:20〜双六小屋
〜三俣山荘14:00〜黒部源流散策
10/4 三俣山荘6:45〜三俣蓮華岳7:30・7:45〜双六岳8:35・9:00〜双六小屋
〜花見平10:30・11:20〜鏡平12:10〜ワサビ平14:00・14:15〜新穂高15:10
10/2
今日は1800mの登りの長丁場なので自宅を3時に出発。しかし、この所の睡眠不足でどうにも眠く諏訪湖SAで10分ほど
仮眠し新穂高に7時に到着。準備をして出発。
林道を50分歩き笠新道に取り付く。いきなりの急登であるが、それより膝が痛みだしてしまった。このところ軽い痛みは
あったが、これほどの痛みは中ア以来で歯を食いしばっての登りが続く。それでも、気にしていた暑さはそれほどでもなく
助かる。やっとの思いで杓子平に到着しラーメンの昼食休憩。いつものなら食後のコーヒーであるが、あまりにも眠く10分
ほど昼寝。
*写真クリックで拡大
杓子平からの笠ヶ岳
まだ寝足りないが先を急ぐ。盛りを過ぎているが杓子平の紅葉を見ながらのんびり歩くと穂高や乗鞍も姿を現す。
杓子平と穂高岳
杓子平から稜線へ登りきり休憩。ここでもあまりの眠さに座ったまま寝てしまった。ここから緩やかなアップダウンで楽な筈で
あるが、今日は少しの登りにアゴがあがる。キャンプ場を過ぎてやっと笠ヶ岳山荘に到着。
まずは小屋のテラスで穂高をつまみにビールで乾杯。昼寝をして夕食を済ませたら綺麗な夕景が待っていた。
色付きは今一であるがアーベントロートの穂高
白山に沈む夕日
10/3
今日も快晴で、朝食後、大キレットから登って来る御来光を見ることが出来た。
まずは笠ヶ岳までひと登り。山頂では雲海に影笠にブロッケンがかかっており良いことがありそうだ。
今日も秋晴れで最高で展望で北アルプスはもちろん、白山、御嶽山、中央アルプス、南アルプルなど浮島のようだ。
日の出前の富士山と南アルプス
影笠ヶ岳にブロッケン
雲海に奥から御嶽、乗鞍が浮ぶ
焼岳と中央アルプス
山頂で記念写真
山荘に戻り準備をして出発。
今日は、昨日より膝痛が少なくまさに稜線漫歩である。ついつい何度も笠ヶ岳を振り返ってしまう。
抜戸岳付近から笠ヶ岳を振り返る平
秩父平へ一旦下り、ピークを越えれば大ノマ乗越への下りで、登り返せば弓折の稜線で、鏡平への分岐を見送り花見平で
ラーメンとコーヒーの昼食休憩。ここ花見平はベンチが4個あり槍穂高を見ながらの最高の休憩場所である。こんな所
でのんびり出来るのは何とも言えない。
昼食後、双六小屋経由で三俣山荘へ。いろんなルートがあるが明日稜線コースの予定なので、今日は巻き道を行く。
山荘に荷物を置き黒部源流へ。小屋の人の話ではピークを過ぎてるという事であったがどうしてどうして。日差しが弱く
なってコントラストは今一であるがなかなかの紅葉である。
ワリモ岳と黒部源流の紅葉
鷲羽岳と黒部源流の紅葉
10/4
山荘から45分で三俣蓮華岳到着。誰も居ない山頂独り占めで、ここは北ア最奥の展望台で何度来ても素晴らしく、特に
秋のこの時期は良い。雲ノ平や薬師岳もそうであるが黒部五郎のカールが良い。
三俣蓮華岳から薬師、雲ノ平、赤牛、水晶
黒部五郎岳から北ノ俣岳の稜線
双六岳へは、またまた稜線漫歩の快適な登山道を50分で山頂到着。ここも登山者が一人のみで静かな山で、夏では考え
られない。
双六岳から水晶、鷲羽、野口五郎岳
笠ヶ岳と御嶽、乗鞍、焼岳
定番の野球場と槍ヶ岳
双六山頂から双六小屋を経由し、最後の登りを過ぎれば花見平でラーメンとハーブティーの昼食休憩。あとは下りのみで
鏡平へ。何度かこの時期に訪れているが、今回は紅葉のピークに当たったようで素晴らしい。
何時までも留まっていたい気持ちであるが、下界には温泉とビールが待っており下山の途に付く。
鏡池の紅葉
鏡池の紅葉と槍ヶ岳
槍ヶ岳の反対側も素晴らしい紅葉
ワサビ平を過ぎて新穂高に着く頃には脚がパンパンであったが温泉効果か筋肉痛は免れた。
今回は、3日ともこれ以上ない秋の好天に恵まれて最高の山行であった。場違いな団体パーティーもなく静かな山を楽しめて
良かった。奥飛騨の温泉とビールも良い。