雲ノ平、三俣蓮華岳、鷲羽岳
8月24日 新穂高〜鏡平〜双六小屋(泊)
  25日 双六小屋〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳〜ワリモ岳〜岩苔乗越〜祖父岳〜雲ノ平山荘(泊)
  26日 雲ノ平山荘〜黒部源流〜三俣〜鏡平〜新穂高 
コースタイム:8/24 新穂高6:00〜ワサビ平7:05・7:30〜鏡平10:35・11:30〜双六小屋13:10
         8/25 双六小屋6:00〜三俣蓮華岳7:30・7:45〜鷲羽岳9:35・10:00〜祖父岳11:15
               〜雲ノ平散策〜雲ノ平山荘14:00
         8/26 雲ノ平山荘6:00〜三俣山荘8:10・8:30〜双六小屋10:25・11:15〜鏡平12:30・12・40
               〜新穂高16:05 

8/24
新穂高を予定通り出発したが前夜の睡眠不足から睡魔に悩まされワサビ平でしばし仮眠。頭はすっきりしないが暑くなら
ないうちに再び出発。20分程歩くと直射日光にさらされ急に暑くなる。この後、鏡平まではここ数年経験していないような
大汗をかいてバテバテ。鏡平でラーメン昼食でエネルギーを回復し出発。ここからは雲が日光を遮って涼しいので快調に
双六小屋へ。

8/25
三俣蓮華岳までは3本のルートがあるが、今日は中道コースで向かう。稜線までは、この時期でも高山植物が豊富で目を
楽しませてくれる。三俣蓮華岳からの展望はいつも通り見事であるが、今日は山が少し霞んで見えており雷に要注意。

            

                         三俣蓮華からの笠ヶ岳

展望を楽しんだら三俣山荘へ下る。しばし休憩後、今度は鷲羽岳への登り。途中、鷲羽池に寄る予定であったが午後の
天気が心配なので今回はカット。 
鷲羽岳山頂からは今まで見えなかった立山、白馬、後立山など北ア北部の山々が見渡せ、まさに北アの展望台である。
そして正面には懐かしい槍ヶ岳北鎌尾根が迫力満点。

            

                 鷲羽岳山頂から野口五郎岳、烏帽子岳、針ノ木岳等


            

                       薬師岳と手前が雲ノ平方面


            

                         越えてきた三俣蓮華岳


            

                  鷲羽岳山頂で記念写真

ここからワリモ岳、岩苔乗越を越え祖父岳へ。山頂はシンボルのケルンが林立している。ここまで来れば雲ノ平はあと少し
であるが、植生保護のため新ルートとなっている。テント場に直接行かず、這い松の中を右から大きく回り込んでスイス庭園
付近に出るので、水場(テント場)までは5分ほど戻らなければならない。このルートに付けた木道が実に歩き難い(日本
庭園付近も同様)。滑り止めと思われる等間隔の溝が切っており、この溝がつま先に引っかかり歩き難い。
これを考えた人はおそらく自分で歩いてないのでは?
時間があるので、水場に戻り、そうめんとコーヒーの昼食でくつろぐ。山荘に行く前にスイス庭園を散策。最終点にはベンチ
があり、ここからの赤牛岳は素晴らしく、眼下に高天ヶ原山荘の赤い屋根が見える。

            

                          スイス庭園と赤牛岳

山荘に到着したら荷物を置き、ビールとウォークマンを持って奥スイス方面の見晴らしにの良い、いつもの昼寝岩(勝手に
命名)へ。黒部源流の山々に囲まれた北ア最奥で飲むビールは最高である。このためにここまで来たようなものである。
この後ウォークマンを聞きながら最高の昼寝を貪る。

            

                        山荘付近からの水晶岳

8/26
今日は新穂高までの長丁場である。まずは新ルートを戻り日本庭園へ。ここは遅くまで雪が残ったせいでこの時期でも
チングルマの群落が見られる。ここから一旦、黒部源流まで下り上り返せは三俣山荘。リンゴでエネルギーを補給し
双六小屋へ出発。今日は、少しでも早い巻き道を行く。

            

                       日本庭園からの黒部五郎岳


  

           チングルマ                             三俣蓮華岳カールの花畑

双六小屋でラーメンとコーヒーの昼食を取り下山に備える。小屋から少し登り弓折乗越からひたすら下りである。鏡平を過ぎ
標高が下がってくると暑さが堪える。途中、雨が降って来たがすぐに止み雨具を着ることもなく無事、新穂高へ下山。

一昨年から悩まされている左膝痛が心配であったが、再発する事はなく状態は良いようで一安心。
この後は、当然、温泉とビールである。