コースタイム:9/1広河原9:20〜八本歯ノコル〜北岳14:15・14:30〜北岳山荘15:05
9/2北岳山荘5:45〜間ノ岳6:55・7:20〜農鳥小屋8:05・8:20〜西農鳥岳9:00・9:05〜農鳥岳9:35・9:50〜下降点10:15
〜大門沢小屋〜車道14:50(バス)〜奈良田
9/1
今度こそは。という事で白根三山へ。毎回悪天で北岳から先へは行っていないので今度こそは。天気予報も良さそうだし、二週間前の傷も
やっと前日、抜糸したので間に合った。
自宅を3:50に出て奈良田の第二駐車場に6:40到着。この時期はバスの始発が8:07なので余裕。始発のバスで広河原へ。登山の出発時間
にしては遅せいかひっそりしている。9月の平日で空いているのかな?と思っていたのだが。
広河原からの北岳、朝は良い天気
出発が遅いので暑い。二俣を過ぎて涼しい大樺沢の雪渓歩きを期待したが、暖冬の影響で雪渓のかけらもない。徐々にガスが湧き直射日光
を遮ってくれるが、残念ながらバットレスも見えない。八本歯ノコルを過ぎて標高が上がってくると高度に弱い自分には堪える。
やっと北岳到着。時々青空がのぞき天気はまずまずなのだがガスが多く周りの山々は見えない。
ガスで展望なし
お花畑には名残の花
今回もメインは明日なのでさっさと北岳山荘へ。
小屋に着いて受付をすると、なんと布団2枚に3名で夕食も3回目。事前確認でも9月の平日だし金曜日はともかく木曜日は余裕で布団1枚は
確保可能という小屋の読みだったが?思いの外混んだので食事も急遽?カレーでおかわりなし。
それでも汗をかいた後のビールは最高。
このあと結局、布団は確保出来たのは良かったが隣のオジサンのライオンのようなイビキで寝られない。
9/2
睡眠不足の中出発。頭はぼんやりでも天気は最高。今日こそは三山縦走出来そうだ。間ノ岳までは稜線万歩でサクッと登るイメージだったが
標高のせいか?睡眠不足か?息が上がってピッチが遅い。
ご来光前の富士山
中白根から目指す間ノ岳は近い
中白根を過ぎて待望の間ノ岳到着。富士山、南アルプスは勿論、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父など360度の素晴らしい展望。
北岳からは間ノ岳が邪魔で南アルプス南部の山々は見えないが、ここからは塩見、悪沢岳、赤石岳、他が一望出来、好みもあるだろうが
展望は間ノ岳のほうが良い。
間ノ岳から南ア南部、手前から塩見岳、悪沢岳、赤石岳他
仙丈ヶ岳と北アルプス
登ってきたルートを振り返ると北岳、甲斐駒ケ岳とバックは八ヶ岳
中央アルプスが近い
間ノ岳からの富士山も勿論良い
やっと来れた
これから向かう農鳥小屋と農鳥岳
しばし展望を楽しんだら農鳥へ向かう。一旦、農鳥小屋まで下り再び西農鳥岳への登り返し。
西農鳥岳からの展望も素晴らしい。
西農鳥岳から間ノ岳と北岳、奥は八ヶ岳
トラバース気味に登り、今回最後のピークの農鳥岳到着。
少し角度が変わり一味違う展望。そして、ずっと見えていた富士山が更に近くて良い。
農鳥岳到着、バックは間ノ岳、北岳、八ヶ岳
ずっと見えていた富士山だが農鳥岳からは格別
鳳凰三山と八ヶ岳
荒川三山と赤石岳
後は下りのみ。20分程で鐘のある下降点でここから一気に2100m以上の下降となる。最初は緩やかであるがすぐに急な下りが延々続く。
2週間前に転んで怪我をしたばかりなので慎重に下山。いい加減膝が疲れた頃に大門沢小屋到着。
沢音も涼しく、小屋は古いが水も豊富でオアシスのような小屋だ。先も見えてきたのでここでのんびりラーメン休憩。
小屋から下は斜度も緩くなり楽になったがその分長い。途中、右岸のブナやミズナラの樹林帯の登山道は涼しく快適。落し物捜索で少し時間
をロスしたがやっと奈良田に下る車道到着。
歩いても25分程らしいが、遅くなった分1日2本しかないバスが丁度来るようなので、バスで奈良田へ。
何度も途中撤退していただけに、やっと白根三山を縦走出来て感慨もひとしお。
今日は早川町の町営の宿泊施設泊まり。温泉の後のビールは最高。