阿寺山Part3・マゴタイ沢(広堀橋〜阿寺山〜マゴタイ沢〜広堀橋)
4月6日
 コースタイム:広堀橋7:40〜1250m10:20・1045〜阿寺山11:25・12:00〜マゴタイ沢〜広堀橋12:55

ヤマテンの予報では何処も森林限界以上ではかなり風の強い予報なので、標高が低く稜線近くまで樹林帯の阿寺山へ今シーズン
3度目。雪崩のリスクの低い時期なので、今回はまだ滑っていなかったマゴタイ沢へ。
RSSAでは田宮さんらが滑降しており、4月も滑れているので今の時期も大丈夫か?
自宅を3:30に出て広堀橋に7時到着。高速は風が強かったがここは風なし。1ヶ月振りに他のパーティーと会ったが登山で、山スキー
は自分のみ。ここはパウダー狙いが多いので賞味期限切れか?
雪があるか心配だったが十分シールで登れそうだ。
林道から尾根に取り付くと薄いモナカでその下はズボズボ(80cm程度)で週前半に降った雪が期待したほど締まっていない。
尾根の右側がマゴタイ沢なので偵察しながら登る。中間付近に大きなクラックがありその付近はデブリも多く右岸か左岸を巻く
しかない。
1250mの大地まで登ると上部の風の音がすごく雲の流れもかなり速いので少し様子見。すると急激に天気も良くなり風の音もしなく
なったので再び登る。

   

               1250mポイントからの入道岳と大日岳

トラバース気味にマゴタイ沢源頭付近を偵察。見た感じは斜度、広さも快適そう。問題は雪質で滑降時に雪質が改善している事を
期待。頂上稜線に出ると流石に締まっており何時もとは違った角度からの山頂は新鮮。
やがて山頂到着。
風はあるもののそれ程でもない。天気が良くなって来たので展望が良い。正面に越後駒ケ岳と中ノ岳、更に右には大水上山など
利根川源流の山々、そして巻機山が大きい。

   

                          広い阿寺山到着


   

                     正面の中ノ岳が迫力


   

                       利根川源流の山々


   

                        巻機山、牛ヶ岳が大きい


十分休んだら滑降開始。まずは頂上大斜面をマゴタイ沢源頭部まで滑降。ここは締まっており快適。快適なのはここまでだった。

   

                頂上からの滑降斜面(写真は登り時)


  

                        まずは頂上大斜面

マゴタイ沢はいい感じの斜面なのだが薄いモナカで引っかかり気味で慎重に滑降。

   

                   マゴタイ沢のエントリーポイント


   

                      上部斜面を振り返る


  

                      薄いモナカで滑り難い上部1


   

                    同様の斜面が中間部まで続く


  

                       少し曲がるようになった上部2

更に下るとモナカの薄皮は溶けたが中のアンコがザクザク。重く湿った雪で曲がらない。いつの間にこんなにスキーが下手になった
のか?沢が狭くなるとクラックなので右岸の低い尾根へ。ここもザクザクなのでひたすら標高を下げる。
沢の合流ポイントに到着すると幅が広くなり斜度も緩くなりしばし快適なターンを刻む。

   

                       沢の合流ポイント


   

                 沢が広くなり斜度も緩みしばし快適


  

               やっと滑りやすくなったものの、その後はストップスノー

それも束の間。今度はストップスノー。斜度があるので止まる事はなく先週よりはまし。最後の堰堤はスキーを外して越えれば登り
ルートに合流。後は広堀橋まで直滑降で終了。

   

                     マゴタイ沢上部から中間部


   

                      トラックデータ

初めてのルートは期待と不安で楽しかった。雪質はイマイチだったがツアーとしては満足のいく山行だった。厳冬期は雪崩のリスク
もあり残雪期が良いかも?次回はザラメのコンディションの時にまた滑りたい。