吾妻山(スキー場〜前大巓〜蓬莱山〜浄土平〜吾妻小舎(泊)
     〜一切経山コル〜五色沼横断〜慶応山荘〜スキー場)

2月18〜19日
コースタイム:2/18 スキー場9:25〜パラダイス11:45・12:00〜前大巓13:05・13:13〜吾妻小舎14:10                  2/19 吾妻小舎7:55〜一切経山コル9:40・9:50〜慶応山荘10:30〜スキー場10:55
2/18
今回は、久々に新幹線なので結城氏に福島駅でピックアップしてもらい「あずまスキー場」へ。レストハウスでチラシをびっくり。
なんと今シーズン限りで閉鎖らしい。スキー場がないと今回のようなコースで吾妻小舎まで行くのは難しく、20年に渡り楽し
んできたこのルートも今回限りか?
ゲレンデトップで小屋の遠藤さんらと談笑しながら準備をし出発。今回は20数名と結構混んでいるようだ。
雪は締まっていて、更に、先行トレースもあるのでペースは快調。慶応山荘との分岐で休憩し、1ピッチで五色沼を超え、風の
無いパラダイス到着。休憩後は、今回初めてのラッセル。それも30分程で終了。稜線に続く緩やかな斜面に出てからは、アイス
バーンを20分で稜線着。いつもは、この稜線から酸ヶ平に下るが、今回は天気も良く時間もあるので前大巓へ向かう。
小ピークから雪の付いてない斜面を下り、樹氷の中を少し登り頂上着。西吾妻は雪煙が舞っているが一切経山方面は樹氷の
かなたに美しい。

             

                            前大巓から一切経山 

準備をして滑降開始。雪質は、期待通りのパウダーで快適。この時期のオープンバーンでは最高級の雪質に感激の滑りで、
あっという間に鎌沼到着。

             

                            前大巓の快適なシュプール  


             

                             前大巓下部斜面

酸ヶ平からスキーを担いで蓬莱山の滑降ポイントへ登る。時々足が潜り体力を消耗するが、10分程で到着。準備をして、本日
最後のメンエベント。最高のパウダーに雪煙を上げながらの滑降は気持ちが良く、これ以上の感激はない。

             

                          蓬莱山からの感激パウダー(吉田)


             

                          蓬莱山の斜面を滑降する結城氏


             

                           蓬莱山東面のシュプール

浄土平を出てからは、ほんの少しで吾妻小舎。少しだけ雪かきを手伝い、中に入りビールで乾杯。外では、引き続き地元の会
の人達が雪下ろし中で申し訳ない。後から、偶然、別の会で来ていた同じRSSAの牧野さんも到着。
今日は、二階部屋で暖かく快適な夜である。

2/19
今日も天気は良く、一切経山のコル目指して登る。前夜の飲みすぎでペースが上がらない。大汗をかいて稜線到着。振り返る
と磐梯山と、その奥に会津の山々が見える。また、正面には朝日連峰と蔵王連峰が冬には珍しく姿を現した。

             

                               朝日連峰


             

                              蔵王連峰

シールを外し、ひとまず一切経山直下に斜度を落とさないように滑り、休憩。
十分展望を楽しんで、本日のファーストステージを五色沼めがけて滑降開始。上部は重めの雪であったが、中間部以下は
快適パウダーで気持ちが良い。後半は、直滑降で加速し沼の中ほどまで滑る。五色沼を渡り外輪山の最低鞍部を目指して
5分ほどツボ足で登る。
再びスキーを付けて、尾根の右斜面を滑降し、適当な場所で尾根に出る。ここから慶応山荘までが本日のセカンドステージ。
上部は、パウダーの下に硬い斜面があり、いつもの底なしパウダーとはいかないが、下部は、まずまずで膝上パウダーを満喫。
登りのルートに合流してからは、斜度がないので雪が深いと下りのラッセルを強いられるが、今日は、それも無く快適に下り。
あっという間にスキー場着。ゲレンデをハイスピードで飛ばし駐車場へ。
温泉で汗を流した後は、お決まりの清水屋でカツ丼を食べ帰途に着く。

今回は、久々に2日とも好天に恵まれ素晴らしい山行となった。これが、このルートの最後にならない事を願いたい。