針ノ木岳(扇沢~針ノ木雪渓~マヤクボカール~針ノ木岳~マヤクボカール~針ノ木雪渓~扇沢)
  4月20日

  コースタイム:扇沢6:40~針ノ木峠分岐9:40・10:00~針ノ木岳12:55・13:15~マヤクボカール~針ノ木峠分岐13:25・13:40
           ~扇沢14:30

  扇沢までの道路が開通したので何時もの針ノ木方面へ。
  自宅を1:50に出て扇沢に5:50到着。平日なのに8割方埋まっており意外に多い。立山人気は戻ったようだ。
  ターミナルでトイレを済ませて出発。二日前の降雪状態が気になるところだ。下は雪が少なく作業道に入って橋を渡った辺り
  からやっとシール登高開始。
  最後の堰堤を越えるといつになくデブリだらけの針ノ木雪渓が正面。二日前の新雪が雪崩たか?

  

   新しいデブリで厳しそう


  

   途中から下部を覗く

  デブリ帯の通過に時間と体力を使ってしまった。右岸沿いを登るのだが平部分が少なく難儀。
  左にカーブするとデブリが無くなって思わぬメンツル。ほとんどがスバリ岳方面からだった。本来、蓮華岳予定だったが堰堤付近で
  確認したところ蓮華大沢も中間部から下がデブリで、スバリ岳もデブリが多く唯一メンツルの針ノ木岳へ。毎年のように来ているが
  針ノ木岳は久々で20数年ぶり。

  

   今日は針ノ木岳へ

  針ノ木峠への分岐で大休止後、マヤクボカールから山頂直下の稜線を目指す。急斜面も何とかシールで頑張り稜線到着。

  

   なかなか稜線に近づかない

  するとガッカリ。頂上直下が雪壁になっていた。ここはアイゼン、ピッケルが必要なので無理してシールで頑張らなくても良かった。

  

   こんな雪壁があった記憶がない

  スキーを置いて行こうかと思ったが取りあえず担いで山頂へ。
  何時も通り素晴らしい展望。正面に立山剣、薬師岳、更に槍穂高から大天井岳。振り返ると白馬岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳。
  アスリートSさんが随一の展望というだけの事はある。

  

   針ノ木岳到着


  

   立山、剱岳


  

   薬師岳


  

   赤牛岳、水晶岳、野口五郎岳


  

   高瀬ダムと槍穂高、大天井岳


  

   白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳


  

   鹿島槍ヶ岳と爺ヶ岳の奥に焼山、火打山、妙高山

  のんびりしたいところだが、今日は気温が上がる予報で13時には滑降開始予定が既に遅れているので急いで滑降準備。
  まずは山頂からノド状の急斜面へ。雪はズボズボで滑りにくい。ノドの下は雪崩溝が出来ているので右にトラバースして大斜面へ。
  ここからは良い感じのザラメで超快適。一気に行きたいところだが、脚のパワーが残ってなく途中で休みながらなるべく良いコンディション
  で滑降。

  

   山頂からのノド状の斜面


  

   上部斜面


  

   マヤクボカール1


  

   山頂直下ノド付近


  

   上部斜面シュプール


  

   マヤクボカール2


  

  マヤクボカール3



  一旦、平坦になってからは再び急斜面で快適ザラメは続く。針ノ木峠への分岐で大休止。
  この後、少し滑ったらデブリ帯。右岸を横滑り、トラバースを繰り返して高度を下げるのだが左の太ももが痙りそう。
  デブリ帯を通過したら堰堤まではまずまずの斜面。振り返ると山頂直下に自分のシュプールが残っており気持ちが良い。

  

   山頂付近のシュプール


  

   シュプールズーム

  後は、橋の手前まで滑り、スキーを担いで扇沢へ。

  予定の蓮華大沢、スバリ岳はデブリが多く針ノ木岳に変更したが予想外に素晴らしいザラメで大満足。
  この後は、温泉&ビール。