針ノ木岳(扇沢~針ノ木雪渓~マヤクボカール~針ノ木岳直下~マヤクボカール~針ノ木雪渓~扇沢)
  5月8日


  コースタイム:扇沢6:35~マヤクボ分岐9:45・10:05~針ノ木岳直下12:30・13:00~マヤクボカール~針ノ木雪渓
           ~滑降終了13:40・13:50~扇沢14:05

  今週はスバリ岳の予定だが、またしても直前の降雪があり現地状況で判断。
  自宅を1:50に出て扇沢に5:55到着。無料駐車場は平日でも8割方埋まっており相変わらずの立山人気。
  3日前のなんちゃって筋トレで損傷している半月板周辺を痛めてしまい膝痛が取れないが、サポーターでだいぶ軽減するので
  これで行くことに。
  何時も通りのルートで最終堰堤を越える。前回よりだいぶデブリが少なくなり通過しやすい。

  

   前回よりデブリは少なくなった

  スバリ岳の滑降ルートには昨日の新雪が何箇所か雪崩ておりそれなりに積雪があったようだ。
  スバリ岳の斜面は通常でも大量の湿雪雪崩が出るので、更に新雪となると中止が正解のようだ。
  ならば、前回、蓮華大沢だったので今回は針ノ木岳へ。
  それにしても暑い。気温はそれ程高くはないが無風で半袖でも汗だく。

  

   振り返ると爺ヶ岳が正面

  マヤクボ方面へ登っていくと山頂から最初のスキーヤーが滑って来た。山頂直下からだいぶ雪崩てスキーヤーズライトにトラバース
  して滑降。正面はデブリで無理そう。針ノ木岳でこれだとスバリ岳を中止にして良かった。

  

   針ノ木岳が近くなってきた

  稜線直下からアイゼンに切り替えたが、これが膝に堪える。
  やっと稜線到着。山頂は雪壁の先だが膝がいっぱいいっぱいでここまで。
  滑降ラインとしては山頂から雪崩回避でトラバ-スしてくると、この稜線の下に出るので、ここからが効率的。
  今日は空気が澄んでいるので展望が良く北アルプスや火打山、焼山方面もクッキリ。

  

   蓮華岳


  

   爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳


  

   五竜岳から白馬岳


  

   槍穂高と高瀬ダム


  

   水晶岳から鷲羽岳、野口五郎岳

  準備をして滑降開始。 
  まずは膝の状況を確認しながら慎重に滑降。
  後ろからのスラフは気になるが雪崩大丈夫で良かった。

  

   針ノ木岳上部滑降


  

   上部斜面を振り返る

  あっという間にカールの底到着。

  

   マヤクボ滑降1


  

   シュプール

  この後は、登りルートを針ノ木雪渓へ滑降。

  

   マヤクボ滑降2


  

   シュプール2

  針ノ木雪渓上部は良かったが、やがてデコボコ斜面となり膝に堪える。
  何とか滑降終了ポイント到着。
  ここから扇沢までの歩きが膝につらい。

  今日は久々にスキーが滑る雪だったが、途中から膝をかばいながらでやっとの到着だった。
  やはり山は体調が良い時に限る。
  今日の山行の代償は大きく、山スキーシーズンは今日で終了を余儀なくされた。
  花の時期までに山歩きが出来れば良いのだが。