コースタイム:扇沢橋7:25〜1886m9:00?〜種池11:45・11:55〜爺ヶ岳南峰12:40〜白沢源頭往復〜滑降開始13:40〜扇沢橋14:25
午後から不安定な天気の予報なので1:50と早めの出発。順調かと思いきや国立府中ICを過ぎた辺りで「なななん〜とアウターを忘れている事
に気が付く」。どうしようかと思うも戻るしかない。八王子ICで降りて逆戻り。結局、八王子ICに戻るのに1時間20分の時間ロスと首都高料金
とガソリン代が勿体無い。それでも元々早く出たお陰で扇沢橋に6:55到着。GPVで確認すると天気の崩れは昨日の予報より後ろにズレている
ようで何とかなりそう。
準備をして早速出発。最後の堰堤を越えたら沢に降りる。直ぐに奥小沢が左から合流。あわよくばと思っていたが下部の雪崩がひどく却下。
右が爺ヶ岳山頂、今日はデブリを避けて手前側の沢に下る
この先がひどい。何度か来ているが最も悪くデブリだらけで左右に避けながらで時間がかかる。
今年は扇沢本流のデブリがひどい
1886m付近からアイゼンで右の尾根に取り付く。斜度が緩くなった辺りから再びシールで登る。この辺りから前々日の新雪が乗っており、積雪
自体は多くないが滑降時の重雪を懸念。
やっと種池付近の稜線に到着。
一気に展望が開けて気持ちが良い、デルモスの行動食とハーブティーで休憩。
種池手前からの爺ヶ岳
ここから山頂までは雪を繋いで、最後はスキーを担いで山頂到着。平日なので誰もいない。
何時もながら360度の大展望。剣、立山方面は徐々に雲が多くなって来たがまだまだ大丈夫そう。
正面に蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳
種池山荘と剣立山
鹿島槍ヶ岳が近い
爺ヶ岳北峰と頚城三山
まずは準備をして白沢源頭1本。まずまずのザラメで気持ちが良い。滑った分だけ登り返しなので適当な所で止めて登り返し。
白沢源頭部
扇沢側は山頂から少し降りた所がエントリーポイントとなる。忘れ物で時間ロスした割には何とか天気が持ってくれて良かった。あとは滑降の
みなので十分休憩。
さて、待望の滑降だが雪質は?
滑り始めると意外に良い感じ。こっちの斜面は風の影響でそれ程新雪が無かったようで、表面の新雪よりも、その下のザラメ層が良くターンが
心地よい。
頂上直下からの快適滑降
この広い沢は文句なく快適
それにしてもここは斜面が広く斜度も手頃で広くすこぶる快適。このまま滑っても問題ないのだが登りの観察では滝は巻けるものの上下に
デブリもあり、その後の扇沢本流のデブリもあるので左の沢へ。
中間部もザラメで快適
この斜面はとにかく広くて気持ちが良い
まだまだいい斜面は続く
この沢は何とプチフィルムクラストで快適。
何とプチフィルククラストで快適
沢の下部は更に快適
下りきったら扇沢本流のデブリ帯は難なく躱して安全地帯で大休止。
堰堤を越えて旧林道を扇沢橋まで滑り終了。
朝の忘れ物事件でどうなる事かと思ったが、結果的には上部、下部とも良いコンディションで素晴らしい滑降だった。