不帰V峰Cルンゼ
(八方池山荘〜唐松岳〜不帰VCルンゼ〜唐松沢〜二股)
4月10日
コースタイム:八方池山荘8:55〜唐松岳12:00・12:20〜不帰V滑降12:55〜南滝14:00〜二股15:20
今日は休みなので先週に続き、平日山スキー。残念なのは高速の割引が時間割引のみ。
自宅を3:45に出て、八方の駐車場で準備をし、始発のゴンドラで上がり9時前にシール登高開始。
天気予報通り快晴で暖かくシールで唐松山荘まで登る事が出来た。山頂直下は雪が少ないのでスキーを担いで唐松岳
頂上へ到着。相変わらずの素晴らしい展望である。
*写真クリックで拡大
定番の立山、剣
五竜岳が近い
妙高、火打、焼山
十分展望を楽しんだら滑降ポイントへ。
不帰Vへは一旦下ってDルンゼのエントリーポイントの更に先がCルンゼのエントリーポイント。
ハンドテストでは問題なく、ここのところの好天で雪質は安定しているようだ。ここからは見えないが、八方尾根から見た
状況では下部に雪崩溝が出ているの要注意でる。
準備をして、いざ滑降開始。
滑降開始ポイント
日当たり部分は湿った雪質であるが、日陰の部分は硬めの雪質でエッジの強さを調整しながら吸い込まれていく。
上部を振り返る
Cルンゼ上部滑降動画
大した事はないが、日当たり部分で落とした雪がズルズル落ちて来るので追い越されないようにスピードを上げた瞬間、
雪崩に削られた日陰斜面がアイズバーンとなっており転倒、同時に左のスキーが外れてしまう。残った右スキーで必死に
ブレーキをかけ何とか停止。幸いアースバーンは一瞬だったようで事なきを得た。
急いで外れたスキーを回収し滑降再開。この下は雪崩溝となっており、慎重に滑降しデブリを避け右にトラバースすれば
合流点でDルンゼからの広い斜面に出る。
Cルンゼ中間部から下部、日陰部分がくせものだった
広い唐松沢を少し下り、持参した花、線香、ビールで碇谷さんの冥福を祈る。昨年は、天気が悪く現場にこれなかったが
今年は来れて良かった。
冥福を祈る
この下は急斜面もなく、広い沢に快適なシュプールを刻む。
転倒でレンズが曇り、更にカメラが傾いて何だか分からない?
広い唐松沢の快適滑降1(捧さん撮影)
広い唐松沢の快適滑降2(捧さん撮影)
唐松沢の快適滑降3(捧さん撮影)
丸山付近からの見た滑降ルート
さすがに下部は雪が腐ってスキーが滑らず直滑降でやっと滑る程度。南滝は右から高巻き。少しの登りであるが大汗を
掻いてしまう。登り切ったところで、途中一緒になった捧さんと談笑しながら大休止。
この時、ピッケルを無くしてしまった事に気づいてガッカリ。滑降前にに忘れたか?転倒で外れたか?
この後のいつものデブリ帯は雪が少ないせいか大した事はなく通過。烏帽子沢も飛び石伝いに渡り濡れずに済んだ。
後は、長い林道を二股まで歩き終了。
振り返ると不帰ノ険が輝いている。