唐松岳(八方池山荘〜唐松山荘稜線〜唐松沢本谷〜二股)
4月12日
   コースタイム:八方池山荘8:45〜稜線、唐松沢本谷エントリーポイント11:35・11:55〜奥二股13:10・13:30〜二股14:05

今週は碇谷さんの追悼山行。RSSAの月例山行も白馬ベースで行っておりいるが今回はこっちを優先で欠席。
自宅を3:25に出て八方の駐車場に7:25着。準備をしてゴンドラ乗り場に行くと始発が7:30だったようでたいした列ではなく、それ程待つ事
なく乗る事が出来た。最終リフトは9時からという事だったが早めに動いており、八方池山荘を8:45に出発。
今年は豪雪だったが、稜線は風のせいか雪が少なくこの時期としては珍しく何度かスキーを外す。それでも雪が緩んでおり唐松山荘付近の
稜線までシールで登る事が出来た。

      

                     八方尾根から小蓮華山、雪は十分であるが下部はデブリ?


      

                                  まだ冬毛の雷鳥

途中から見た感じでは不帰方面は雪崩溝が見えており唐松沢本谷とする。今までは不帰Vの各ルンゼを滑降しており唐松沢本谷は初めて
である。この谷は唐松山荘から唐松岳への稜線の鞍部がエントリーポイントであり、今回は山頂はパス。
エントリーポイントで準備をしながら行動食休憩をしていると村石さんがハイペースで登って来た。滑降ルートは山頂まで登って考えるという
事なのでお別れ。

     

                                     正面の剱、立山


     

                                     こっちは五竜岳


     

                     村石さん、結局、不帰VDルンゼへ雪質は良かったらしい

滑降開始。
見た目はザラメだったが谷の中はなんとモナカっぽいではないか。薄いのでターンは出来るが引っかかるし太ももはが疲れる。けっこう斜度も
あるので転倒したらだいぶ落ちそうなので、無理せず休みながらの滑降となる。少し柔らかくなってきたかと思うと雪崩溝が出てきて、右へ左へ
避けながら滑り不帰方面からのルンゼと合流。すると今度はデブリ帯の通過となりスカッと飛ばすことが出来ない。

     

                              上部はモナカ気味で太ももに堪える


     

                            上部はモナカ気味で太ももに堪える
                            

     

                                 下部の唐松沢はデブリが多い


     

                                中間部は少し柔らかくなって来た


     

                                 この辺はから少し柔らかくなる


     

                            本谷下部から不帰方面と合流


やっとデブリ帯を抜けたトところで休止。
デブリが多く何時もよりだいぶ下ってからの場所となったが、持参した花とビールで碇谷さんの冥福を祈る。

     

                                     冥福を祈る

ここから南滝上部までは気持ちの良いザラメでやっと思い通りの滑降が出来、快適快適。
無名沢と合流したらひと登りで高巻きの尾根に上がる。ここは展望もよく絶好の休憩ポイントで大休止。

    

                               やっと快適なザラメ斜面


    

                                気持ちの良いターンを刻む

この下はまたまたデブリ帯の通過であるが、上部が多かった割には意外に少なくて難なく通過。奥二股の沢の渡渉は微妙だったが何とか濡れ
ずに済んだ。
再び大休止後、二股へ。今年は残雪が多かったので比較的スキーを使えて35分程で二股到着。
14時過ぎに何時もより早めの到着。そりゃそうだ、今回は山頂まで行っていないのだから早くて当然。

無事に追悼山行が出来て良かった。唐松沢本谷はもう少し条件の良い時に、再度行ってみよう。