コースタイム:八方池山荘9:25〜唐松沢本谷エントリーP12:35・13:00〜唐松沢本谷〜唐松沢〜南滝高巻き尾根13:40・13:55
〜奥二股14:25〜二股15:35
今週は碇谷さんの追悼山行で唐松へ。
自宅を3:30に出発。なんと諏訪IC〜岡谷ICが事故による通行止めで一般道経由となってしまい予定より約30分遅れの8時に八方到着。
ゴンドラ待ちもあり9:25に登り始める。雪が少ないので何度かスキーを外すので煩わしい。
気になっていた風は朝のうちは強かったが登るにつれ徐々に弱くなったようだ。
先週行った小蓮華山方面の各ルンゼは木曜日の雨でだいぶ雪崩たようで肉眼でも雪崩溝が見え、小蓮華沢は先週で正解だった。
小蓮華山の各ルンゼは雪崩溝が目立つ
丸山ケルン付近から不帰方面を見るとこっちも雪崩で荒れており滑降は唐松沢本谷か?
写真では見にくいが不帰方面も雪崩で荒れている
主稜線に出て山頂手前の本谷エントリーポイント到着。見た感じは綺麗な斜面で不帰方面より良いのだが問題は雪の硬さだ。
この谷は日当たりが悪いので雨の後で硬くなっている可能性があるが、稜線は柔らかいので本谷に決定。
ちょうど先行の2人パーティーが滑降。なんとすぐにカリカリ音が響き「硬てー」という声が。所々横滑りを交えながらなので相当硬そう。
楽勝だった筈が俄然緊張感漂う滑降に。途中、一緒になった群馬のスキーは不帰Dルンゼへ。
いよいよ滑降開始。最初のにターンは柔らかかっらが、その下はカリカリ斜面で転倒したら真っさかさまなので慎重に高度を落とす。ヤバそうな
所は横滑りでかわすしかない。中間部まで来ると左斜面が少し柔らかくなり緊張感から開放される。止めておけばいいものを、ロングターンで
右斜面に行ってみるとまだまだカリカリで慌てて戻る。
上部は硬いので慎重に
唐松沢本谷上部、カリカリ斜面に苦闘映像は少し下ったところから
本谷中間部まで来ると左斜面は柔らかくなる
更に滑ると待望のザラメとなり本谷下部は快適。Dルンゼに合流するとデブリランドだが、右岸が運良く切れており快適に滑る。
唐松沢のデブリは右岸から巻ける
唐松沢本谷下部はザラメで快適
唐松沢もザラメで快適
デブリ末端まで来たら花とビールで碇谷さんの冥福を祈る。今年で13回忌なので今回で一応の区切りとする。
冥福を祈る
この下もザラメの緩斜面で気持ちが良い。その後はストップスノーとなって無名沢と合流。
南滝の高巻く尾根上に登り大休止。
高巻きの尾根から不帰沢、今回はデブリが多い
後は下るのみだが先は長い。滝の下の雪もそろそろ危なくなりそうで、そうなったら八方尾根まで登り返すしかない。
奥二股手前の渡渉は雨の影響で増水しておりゴミ袋で靴を覆って渡渉。最初は良かったが途中で穴が空き水が入ってしまった。つま先部分
のみだったので対した事はないが冷たい。
今年は雪がないので林道はオール歩き。1時間10分でやっと二股到着。
今年も無事、追悼山行が出来て良かった。
朝の高速の通行止めで出発が遅れたが、今日の唐松沢本谷の硬さを考えると、この30分のお陰で多少条件は良くなったようでむしろ幸い
だった。
今日も何時もの温泉民宿で温泉とビール。
この時期は、ふきのとうの天ぷらがたまらない。