苗場山(小赤沢〜山頂往復)
4月15日
コースタイム:小赤沢7:45〜頂上台地11:25〜山頂11:45・12:25〜小赤沢13:15
毎年、夏山の一発目の山行で来ているが、山スキーは5年振りで訪ねた。
自宅を3:30に出て、小赤沢に7:20着。最後の民宿(ほたるの里)の少し上に駐車スペースを確保し出発。
自分以外には5人パーティーと単独の3グループで静かな山である。到着した時には晴れていたが、既に高曇りとなって
来た。車道が大きく右にカーブするあたりから取り付き、10分ほど登ってから沢を対岸に渡りしばらく登ると平らな斜面と
なる。このあたりが夏の3合目駐車場付近でしばし休憩。
ここから緩やかに登り、夏道の右の尾根に登る。やがて尾根は広くなり針葉樹林帯を過ぎると、開けた岳樺帯で山頂方面
の眺め良い。ここはそうでもないが、上部は風が強く、すごい音である。
前回は、シールで山頂まで登れたが、今日はクラストしておりアイゼンに履き替えて夏道通りに右にルートを取り、途中から
急斜面を直登し、頂上台地に出る。予想通り風は強いが思ったほどではなく、更に、少しだけ太陽が元気を取り戻し気分が
盛り上がる。

            

                    やっと頂上台地の一角へ、坪場とバックは鳥甲山  

夏はこのあたり一体山頂湿原でほとんど斜度はなく、周りの山々を見ながらのんびり山頂を目指す。20分程で屋根だけ出
ている「遊仙閣」の建つ山頂へ。北アルプスは見えないものの岩菅山方面や反対側は巻機山や八海山、更に谷川、
仙ノ倉山、平標山など、いつも向こうから特徴的な苗場山を見ているだけに感慨深い。

            

                   左から谷川岳、万太郎山、仙ノ倉山、平標山と続く


            

                             山頂で記念写真


            

                              岩菅山方面

平坦な山頂であるが、「苗場山頂ヒュッテ」の陰が、唯一風が弱くここで大休止。天気が良ければ昼寝でもしたい所であ
るが今日の陽気ではちょっと無理である。
滑降準備を整えてヒュッテのすぐ裏の小赤沢源頭部へ。出だしは急斜面のアイスバーンで慎重にジャンプターンで
下って行く。上部急斜面を過ぎてもハードバーンであるが、ここはスピードを上げ一気に下る。太ももが疲れた頃に雪質は
ザラメと変わり快適斜面にシュプールを刻む。

            

                          上部斜面を振り返る


            

                     雪質はザラメに変わり快適を下って行く

左にルートを取ると、岳樺帯で登りルートと合流。ここから往路の潅木帯をロングターン、ショートターンと自由自在に滑り、
風のない広い斜面でしばし休憩。

            

                            ここでのんびり休憩

再び小赤沢へ向け滑降開始。途中、先行者が日向ぼっこをしながら読書中で余裕の山スキーヤーである。

山頂から50分程で車に到着。
あとは温泉とビールが待っている。