白馬岳(2号雪渓)
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去年、2号雪渓の滑降に成功しているが、時々ガスがかかり下部ではルートを間違い渡渉をしいられたが今回は視界の良い中での滑降を狙う。
先週に続き、上空に寒気が入り午後から天気が不安定になることが予想され東京の自宅を3時に出て
7:20スキーを担いで猿倉出発
いつもなら林道終点から大雪渓に取り付くが、雪が少なく夏道を少し登ってから雪渓に出る。ここからシール登高でペースを上げたいとこだが眠くてペースが上がらない。急斜面で一度スキーを担いで小雪渓に上がると猛烈な向かい風で、時々前進を阻まれる。再びシール登高で白馬山荘へ、村営頂上小屋の下で一度、雪が途切れるがほぼ例年通り白馬山荘直下まで続いている。
12:00白馬山荘着
視界は良いもののとにかく寒い。山荘でコーヒーを飲みながらゆっくり休憩。外の温度計は零度を下回っている。



              立山、剣岳方面                            杓子、鑓方面

強風の中、2号雪渓のエントリーポイントへ、昨年滑っているとはいえ上部は急斜面であり注意が必要でる。出だしの部分と、少し下った所にあるクレバスは要注意である。最上部は岩で狭くなっており滑降出来ない。シュルンドに注意しながら岩の出ている手前側のクレバス上に降りて滑降準備をする。東面の風下側は、風もなく雪も緩んでおりまずは一安心。
13:00滑降開始
まずは、岩の下に斜滑降で進入。急斜面はジュンプターンで下降。岩で狭められたクレバスを越えてからは、急斜面を飛ばす。雪質も良くターンが快適に決まる。

               

                             最上部は岩が出ており手前からドロップイン


               

                                     滑降前の記念写真


               

                    写真下部のクレバスと岩で狭められた箇所の通過は一旦停止し慎重に通過


               

                                 出だしの急斜面を振り返る


               

                                  クレバスを通過し、一安心


                

                                 遥か下に大雪渓が見える。


途中から少し右側にルートをとり下降を続ける。ここを真っ直ぐ下ると昨年の狭い場所に出てしまい雪がつながっているか微妙である。
さすがに、大雪渓が近くなる頃には落石や雪面のデコボコが目立ち始める。大雪渓に合流してからは斜面は更に悪化するが今シーズン最後の滑降を楽しむ。まもなく雪も切れ再びスキーを担いで
14:20猿倉着
2号雪渓の斜面を仰ぎ見ながらのんびり休み、今シーズン最後の滑降の余韻に浸る。