2ヶ月ぶりの山で、やっと今年の初滑りである。
碇谷氏と合流し、9:30ゲレンデトップからシール登高開始。天気予報では午後から崩れる予報であるが、早くも上空には雲が広がって来ている。位ヶ原に出ると強風が予想される為、手前で行動食休憩。
八ヶ岳方面はまだ日差しがある
位ヶ原に出てからは、予想通りの強風の中稜線を目指す。肩の小屋を経由せず、手前の斜面から稜線に取り付く。中間ぐらいまではシール登高で頑張るが、さすがに上部は雪が硬いのとシュカブラで諦める。スキーをザックに付けてアイゼンを片方履いた瞬間、突風にあおられスキーとザックが滑り落ちる。あわてて追いかけて何とか加速する前に抑える事が出来たが、スキーを止めるザックのストラップが2ヶ所ほど破損してしまた。
気を取り直して、アイゼンで登り13:20山頂稜線の一角、朝日岳に到着。
曇り空ながら、北アルプス、南アルプス、中央アルプスを眺める事が出来るが、上空の雲はだいぶ厚みを増してきた。
槍、穂高連峰
13:40滑降開始。
上部は硬めの斜面であるが、滑りやすい、その後のシュカブラ帯には難儀し、既に膝がガクガクである。それを過ぎると位が原まではウィンドクラストぎみであるが、今までに比べると快適。
位ヶ原から稜線
位ヶ原からは、クラシックルートの冷泉小屋経由で鳥居尾根を目指す。
まずは、振子沢に飛び込むと今までの硬いバーンとは打って変わって時々出るパウダーを楽しむ。しかし、位ヶ原山荘を過ぎてからは、重い雪質と変わる。振子沢は滝の手前にロープがはってあり、ここから冷泉小屋目指して北へトラバース。小屋を過ぎてから、車道を越え隣の沢へ飛び込む、こっちは時々沢が出ており、落ちたらいっかんの終わりである。
左に車道が見え、ここから一旦上がり鳥居尾根に下るが、尾根の中は以外に分かり難くい。スキー場は見えているので斜面をそのままま下って行けそうであるが、地図上の沢が越えられるか分からず、何度か間違いながら結局、無難に尾根を忠実に行き
15:10スキー場到着。
何回かの登り返しと、運動不足でヘトヘト。あとはゲレンデを滑りフィナーレ。