八海山・入道岳、古雪沢(広堀橋〜阿寺山手前〜稜線〜入道岳〜古雪沢〜広堀川〜広堀橋)
4月1日
     コースタイム:広堀橋5:40〜三ノ池9:10〜入道岳11:25・12:30〜広堀川14:00・14:10〜広堀橋14:50
     *デジカメ忘れのため動画と動画切り出し

今週は久々に八海山の最高峰、入道岳へ。
入道沢の上部滑降して以来。今シーズンは賞味期限切れかと思ったら、先週、入道沢を完全初滑降した阿部さん情報で広堀川は十分通過
可能という事なので以前から気になっていた古雪沢へ。
古雪沢は、森、田中コンビで初滑降されているが、前回来た時に快適そうで期待大だったのだが。
自宅を1:45に出て広堀橋に5:15到着。4月にしては十分な雪の量。
早速準備をして出発。雪が硬く急斜面はきついので効きの悪いクトーで何とか登り、阿寺山手前の稜線到着。
時々薄日も差すのだがガスで視界が悪い。右側の雪庇とクラックに注意しながらGPS頼りの登り。
五龍岳を通過し、やっと入道岳到着。

    

       晴れていれば五龍岳から入道岳と古雪沢上部はこんな感じだった筈だったが(’08年3月の写真)


    

                 古雪沢中間部もこんな筈だったが(’08年3月の写真)

視界は相変わらず悪いものの時々薄ぼんやりした太陽が見えるので、ここは期待して天気待ち。
待てど暮らせどあまり変化がないので少し明るくなったタイミングで古雪沢に飛び込む。

    

                       古雪沢に滑り込んだものの視界が悪くすぐにストップ

天気待ちをし過ぎたせいか、雪はザクザクの腐れ雪で重い。相変わらず視界が悪く20mぐらいか?
このところ半月板は良い調子だったが重い雪で痛みが出てきて先が思いやられる。
斜滑降+時々ターン+視界待ちを繰り返すのでなかなか進まない。沢は広くて斜度も手頃な感じなので視界がよくて雪も良ければさぞ快適
快適だろう。この下はどうなってるのか?
やっと視界が良くなったと思ったらデブリ帯でその下は滝だった。滝自体はよく見えないが水流が聞こえているので通過は無理。
元々滝は高巻くつもりだったが視界が悪く下り過ぎた。
大きく登り返した方が確実かも知れないが、デブリ帯の登りは嫌なのでアイゼンとピッケルで側壁を登る。きわどい雪壁は冷や汗どころか大汗
をかきながらやっと登りきったのも束の間、隠れクラックに2度程はまってしまう。腰ぐらいだったので簡単に脱出出来たが疲れ果ててしまった。
やっと滝の下に出る。ここはデブリゾーンなので更に少し下って大休止。

    

                          やっと滝の下へ、滝は右奥

前回もそうだったが入道岳は何かが起こる。
ここから下は視界があるのでやっとスキーが出来るのだが、相変わらず重い雪質で膝に堪える。

    

                             古雪沢下部でやっと見えてきた

入道沢と合流してからは広堀川となり、ストップスノーをひたすら下る。
何時ものジャバミ沢に合流したら一安心。
再び登り返したら林道を滑り広堀橋到着。

視界のない中、始めてのルートは厳しかった。
思わぬ登り返しもヒヤヒヤだった。

ベルクシーロイファーで予習していなかったら往路を戻る事になっていただろう。
上部から中間部の美味しい斜面はよく見えなかったが広く快適そうな沢で視界のある時にリベンジしたいところだ。