コースタイム:扇沢6:50〜マヤクボノコル11:20・11:40〜スバリ岳12:00・12:30〜針ノ木雪渓12:50・13:10〜扇沢13:40
今週は爺ヶ岳かスバリ岳か迷ったが、結局、まだ滑った事のないスバリ岳へ。自宅を2:30に出て扇沢に6:20到着。無料駐車場は1/3程度で
まだまだ余裕。準備をしてトイレを済ませて出発。
スキーを担いで登り始めたが雪が繋がっているようなので早々にシール登高。概ね晴れであるが、日差しが弱く風が冷たい。針ノ木雪渓
2100m付近から雪が硬くなり始めてシール登高が厳しくなって来た。クトーを持ってこなかったのでアイゼンにしようか?行動食を取りながら少し
雪が緩むのを期待し行動食を取りながら30分程様子見。
針ノ木雪渓、もう少し日差しが欲しい
若干緩んで来たのでシールのまま登り、分岐から右のマヤクボ沢へ向かう。急ぐ必要があると焦るが、ゆっくりの方が雪が緩んで登りやすくなる
ので気持ちは楽だ。そうは言ってもヒヤヒヤしながらやっと沢上部の台地に到着。ここで大休止。針ノ木方面のスキーヤーはついにスキーを担い
でおり向こうは雪が硬そうだ。
針ノ木岳方面も快適そうだ
ほんのひと登りでマヤクボノコル到着。ここからスキーを担いでスバリ岳へ。
20分丁度で山頂到着。まずは偵察。山頂からは雪が繋がっていないので何処から降りるかだ。手前からは見えなかったが奥の岩場を慎重に降り
れば斜面に取り付けそう。
やっとスバリ岳が見えて来た、右の雪面が滑降ルート、思ったより急ではないか?
そうと決まったら展望を満喫しながらハーブティーと行動食で休憩。
多少霞んでいるが、黒部ダムを挟んで正面には剱立山連峰から薬師岳。北には白馬等360度の展望。
針ノ木岳山頂には何人かいるが、当然、こっちは自分だけ。
山頂到着、バックは立山連峰
剱岳も近い
赤沢岳の奥に白馬岳
さていよいよ滑降。まずは慎重に岩場を降りて雪の上に降り立つ。慎重にスキーを付けて滑降開始。
ここは片斜面になっており横滑りを交えながらで滑りにくい。しかも、腐った雪で重くて曲がらない。ここはジャンプターンで高度を下げると湿雪
雪崩が出るのでやり過ごしながら滑降。規模は小さいが時々クラックも、ありこっちにも注意が必要。
上部斜面を振り返る
山頂直下からの上部滑降
一見快適そうな斜面が続く
この辺りまでは快適
斜面が広くなると快適そうな斜面が続いている。一気にスピードアップと行きたいところだったが快適なのは最初だけで今度は雪が硬くなり今度は
滑落に注意が必要で、更にプチモナカで滑り難い。2週間前の唐松沢本谷と同じ様な条件になってしまった。
この辺はプチモナカでなかなか手強い
下部になるとやっと緩んで来た。沢が狭くなる辺りで右の尾根上斜面から回り込む。
デブリ斜面を通過すれば針ノ木雪渓(2150m付近)に合流。
下部斜面、奥は針ノ木雪渓
下部はやっと緩んで来た
ここで大休止。後は雪の柔らかい針ノ木雪渓、登山道と滑り扇沢までスキーで滑降。
スバリ岳東面はなかなかスリルのある良い斜面であった。もう少し雪が緩んでいれば最高だったろうに残念。次回こそは。