東京は雪の予報であるが、南岸低気圧の影響の少ない新潟方面は大崩はなさそうと考えて平標山を目指す。
3:45自宅出発。予報では、雪の降り出しは昼前という事であったが、既に降っており予報が変わったのか?関越道の
所沢ICを過ぎるあたりから雪は止み、元橋の登山口に着く頃には薄日がさしている。
準備をして、7:20シール登高開始。除雪された別荘地を過ぎてヤカイ沢に入ると、先週の雨の影響か固めの斜面である。
登るにつれ徐々に新雪に変わり、いつの間には天気も良くなり青空が広がっている。ルートは右の尾根を目指して潅木帯の
登りとなる。スキーはくるぶし程度でラッセルの苦労はなく快調。雪質チェックをすると、30cmぐらい下に弱層が見られる
(北面)。滑降斜面は西面なので状況は違うだろうと期待して頑張る。稜線に出るといつもは強風に悩まされるが、今日は、
微風で気持ちが良い。緩やかな斜面を50分ほど登れば、待望の山頂である。
関東方面は、雲がかかっており、浅間山も雲の中であるが、それ以外は素晴らしい展望である。越後三山や巻機山、谷川岳
その奥に、至仏山と燧ケ岳。反対側には苗場山。その左奥には、遥か北アルプスも見えている。
越後三山と巻機山
谷川岳の奥に至仏山と燧ケ岳
山頂で記念写真
展望を楽しみながら、テルモスの紅茶で一息。
さて、いよいよ滑降開始。山頂から50mほど稜線を北側に滑りヤカイ沢へ。右側斜面は日当たりが良く、モナカぎみの事が
多いので今日は左斜面へ。上部はアイスバーンであるが、少し下るとパウダーとなる。雪質チェックをすると弱層はなさそう。
一度スキーカットで様子を見てから、フォールラインへ一気に加速。浅いが、気持ちの良いパウダーでショートターンが快適
に決まる。
上部斜面
更に下ると、吹き溜まりの雪は深さを増し、気持ちの良いパウダーで自由自在。
中間部以降も気持ちの良いパウダーが続く
下部もパウダーが続く
登りのルートに合流してからは、木にぶつからない注意し、斜面を一気に下る。
思いがけない好天でラッキーな山行であった。
猿ヶ京温泉で汗を流して、雪の東京へ。心配した交通障害もなく16時帰宅。