コースタイム:11/19 室堂10:40〜室堂山11:30・11:50〜室堂12:00・12:10〜浄土山13:5014:00
〜室堂14:30
11/20 みくりが池温泉8:10〜雷鳥平8:35〜真砂岳、富士ノ折立コル10:40・11:05
〜内蔵助谷往復12:05・12:30〜雷鳥平13:00〜みくりが池温泉13:50
11/19
今年も初滑りは立山へ。
自宅を4:10に出て、扇沢に7:55着。いつも通り8:30のトロリーバスに乗り室堂には9:55到着。
コインロッカーに荷物を預けて出発。天気はくもりであるが予報は下り坂なので、すぐに戻れる室堂山へ出発。雪が少なく
岩が出ているので滑降出来そうな斜面を選んで登り、50分程で室堂山到着。天気は多少持ち直し周囲の山々も見渡せ
白山、薬師岳、黒部五郎岳や槍穂高なども見える。
*写真クリックで拡大
立山カルデラの奥に五色ヶ原、薬師岳、黒部五郎岳
剱岳も見えて来た
風の避けられる場所で、行動食とテルモスの紅茶でのんびり休憩。
さて、滑降である。雪の多そうな所を選んでの滑りであまりスピードは出せないが、時々現れるパウダーは久々の感触。
雪は少ないがパウダーも時々現れる
室堂に戻っても天気は持ちそうなので、今度は浄土山を目指す。
山頂が近づく頃には雲が増え、さっきまで見えていた雄山も雲の中。慌てて準備をして滑降開始。
上部はウィンドパックされており斜面も見ずらいので慎重な滑りとなる。標高が下がると視界が良くなり、やっと飛ばす事が
出来る。
室堂まで戻り荷物を回収し、みくりが池温泉へ。
11/20
明け方はガスっていたが、出発の頃には青空が覗く良い天気になってきた。
朝は快晴となった
まずは雷鳥平まで下りシール登高開始。先行の2名のトレースを使わせてもらう。小走谷からすぐに右の尾根に上がり
あとは尾根上のルートを登る。途中、トレースのお礼をして2名を追い抜いて行く。2時間ほどの登りで真砂岳直下に到着。
振り返ると雲海の上に奥大日岳が浮かんでいる。
奥大日岳と大日岳
真砂岳方面
夏道沿いに富士ノ折立とのコルにトラバース。コルからは東側の視界が開け、白馬、鹿島槍ヶ岳、浅間山などが見える。
雪庇が小さいので何とかエントリー出来そうだが問題は登り返しで、南側から登れそうなので準備をして滑降開始。
上部はウィンドパックされているが徐々にパウダーとなり快適は滑りとなる。
登り返しがあるので斜度が緩くなるあたりで終了。
浅間山
内蔵助のシュプール
南側の鞍部を登るつもりであったが上部が急で雪崩そうで嫌らしく、滑降した斜面をシール登高。雪質チェックでは弱層は
かなり下のほうであったが、斜面上部のスラブ状の雪質は気が抜けない。最後はスキーを担いでやっとコルにまで戻り
ほっとする。
一時怪しくなっていた天気も回復して来たようだ。夏道を戻り真砂岳直下の小走谷の滑降ポイントで行動食とテルモスの
紅茶で展望を楽しみながら大休止。
国見岳の奥に白山が見える
いよいよ最後の滑降である。
まずは上部から100mほどの滑降。ここは浅いながら気持ちの良いパウダーでこのまま滑って行きたいが、下部は岩が
出ており左にトラバースし再びフォールラインを滑降。ここは今回随一のパウダーで気持ちが良い。しかし、それも長くは
続かず、時々ウィンドパックされた斜面が時々現れ安定しない。谷が狭くなり岩が見えてきたら更に左にトラバースし下って行く
と雷鳥平への大斜面。先に滑降していた2名パーティーとしばし談笑。あとは直滑降で下り切れば終了。
小走谷上部1
小走谷上部2のパウダー
小走谷中間部
シールを付けて、最後のみくりが池温泉への登り返しである。いつものながら最後の登りは堪える。
宿に戻ったら当然、温泉とビールで乾杯。
11/21
朝から吹雪で早々に下山。
東京の自宅15時前に到着。
今回は雪が少なく何度も岩を踏んでしまいスキーは傷ついたが、立山の初滑りと温泉は格別だ。