コースタイム:11/21 室堂10:30〜一ノ越11:40・12:15〜雄山13:20・13:50〜室堂14:15
11/22 みくりが池温泉8:05〜雷鳥平8:30〜大走谷エントリーポイント10:00・13:55〜雷鳥平14:20・14:35
〜みくりが池温泉15:05
11/21
今年も山スキーシーズン到来。連休前に休暇を取って混む前の立山へ。
自宅を4時に出て扇沢に7:45到着。無料駐車場は雪で閉鎖という事であったが駐車している車もあり様子を伺う。車の停め方が悪く袋小路状
になっているので、奥の空いているスペース行けない。4WDなので非圧雪でも問題ないのに残念。諦めて有料駐車場へ。
8:30始発のトロリーバスに乗り9:55室堂着。
荷物をコインロッカーに預けて一ノ越を目指す。今回新調したガルモントのコスモスはフィット感がなかなかで良さそうだ。
極上パウダー期待の浄土山にしようかとも思ったが、見た感じのシュプールが浅くパアウダーはそれ程でもなさそうなのでいつもの雄山南西
ルンゼへ。
一ノ越で大休止後、アイゼンで雄山へ。稜線は風が強いもののいつも通り社務所付近はまったく風がなく暖かだ。今日は天気が良く、午後でも
富士山まで見える。北アルプスはもちろん八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス等360度の大展望。
薬師岳と黒部五郎岳
白山、手前は浄土山
室堂と奥大日岳
鹿島槍ヶ岳と五竜岳奥は戸隠連峰
一服したら社務所裏から南西ルンゼへドロップ。上部はパック気味であったが、中間部からは深くはないものの快適なパウダーが味わえた。
以前のガルモントメガライドMGは滑降モードが2段階あり2段目の前傾の強いモードで滑っていたので、1段階しかない今度のブーツは前傾が
足りない感覚。多少調整は可能らしいが慣れもあるのでとりあえずこのモードで続けよう。
この後、一気に室堂まで滑り荷物を回収し、みくりが池温泉へ。温泉、ビール、読書でのんびり。
南西ルンゼ上部
ルンゼ下部から上部を振り返る
ルンゼ全景
11/22
今日も天気が良い。
雷鳥荘手前から雷鳥平方面に滑降。短いが雪質は良かった。下りきったらシールを付けて大走りに向かう。滑降する左の大走谷を見ながら
尾根を登る。
1時間半程でエントリーポイント到着。何やら嫌な雲が現れたと思ったら、さっきまでの天気が嘘のように上空が雲に覆われ、やがて稜線にも
雲が掛かり始めた。
真砂岳が近い
大走谷
本来はスキーをデポして、のんびり真砂岳往復の予定であったがそれどころではなく慌ててシールを外し滑降体制。いざ滑降開始のつもりが
既にぼんやりした視界でトラバースぎみにエントリーしようとするが上下感覚が分からず、一旦中止し天気待ち。
その後、ぼんやりどころか完全にホワイトアウト。ここからが我慢だった。
予報では徐々に良くなる方向なので期待して待つものの、さっぱり回復の兆しがない。一度GPS便りで登った尾根を降ろうかと思ったが、雪面が
分からなく、この状態で5〜6mの尾根を下るには不安。しかも古いGPSの誤差が7m程度を示しており右側の雪庇を踏み抜きかねない。
ここはホワイトアウト時の鉄則の動かないに限るが寒い。
13:30頃一瞬青空が覗く。この後一進一退を繰り返しながら何とか滑降可能な視界となった。もう少し待てば更に良くなりそうだがこれ以上は
待てない。やっと滑降開始。上部はやはり少しパックされているが右に少しカーブしてからはパウダーで快適。
滑ってみればあっという間で、雷鳥平辺りまで来ると天気は急回復、稜線も青空が覗く。
大走谷を振り返る
雷鳥平まで来ると天気は急回復
30分程の登り返しでみくりが池温到着。
天気待ちで冷えた体を温泉で温めてビールが旨い。
11/23
予報通り天気が悪いので迷わず下山。
若干の渋滞には会ったが14:30には自宅到着。
やはり初滑りは温泉もある立山に限る。2本のみだったが今年も十分楽しめた。
新調のブーツも相性は良さそうだ。