蓬峠周辺(土樽~蓬沢~蓬峠稜線~東面滑降~蓬ヒュッテ~蓬イイ沢~蓬沢~土樽)
3月16日
コースタイム:土樽6:50~蓬峠稜線南10:50・11:25~東面滑降~登り返しポイント11:30・11:45~蓬ヒュッテ12:20・12:40
~蓬沢休憩13:00・13:15~土樽13:55
先週までのパウダーとは打って変わって今週は高温と雨で雪質は何処も良さそうではないが、蓬峠周辺なら東面、西面が滑れる
のでどっちかは良いかな?
という事で自宅を2:55に出て土樽の駐車スペースに6:10到着。平日で誰も居ないと思いきや既に2台あり。
今日は気温が上がるのでスキー、ウェアとも春山装備で出発。
蓬沢沿いを行くが、例年に比べて右岸からのデブリが多く帰りは要注意。
厳冬期は支尾根に取り付くが、クラストしており雪崩のリスクが低いので蓬イイ沢から登る。
蓬沢から稜線
この沢を登る
途中までシールで登り中間部付近からアイゼンで。履き替える際にツェルトを落としてしまい沢を真っ逆さま。帰りもこの沢を滑降予定
なので何処かで回収出来るだろう。
ここからが試練。時々スキー靴位まで潜るのでペースが上がらない。こんな事なら通常ルートでシール登高して迂回した方が楽だった
ような。
笹が出てくれば主稜線が近い。予定通り蓬峠の少し南の稜線到着。途中強かった風も止み極楽。
シシゴヤノ頭方面
武能岳への予定であったが、稜線や滑降斜面が黒々しており却下。この時期何度も来ているがこんなに黒々した斜面ははじめて。
先週末からよっぽどの高温と暖かい雨だったようだ。
そうなったらここから東面滑降なのでのんびり休憩。天気は良いものの残念ながら黄砂で遠くは霞んでいる。
武能岳方面は黒々している
笠ヶ岳から朝日岳、大倉沢も中間部以下は黒々したデブリだらけ
さて東面の白樺沢源頭滑降開始。
上部は意外にもフィルムクラスで快適。少し下ると雨溝に積もった新雪が混じり快適度が下がるものの上出来の雪質。
少し重くなって来た辺りで滑降終了。
東面滑降1
東面の白樺沢源頭、この大斜面がたまらない
東面滑降2
ここから少し南寄りに登り返して蓬ヒュッテ到着。ベンチも出ておりすっかり春の装い。
ここから登り返し
この時期にしてはクラックが多い
のんびり休憩し蓬イイ沢へ。
蓬ヒュッテはベンチも出て春の装い
仙ノ倉山北面も黒々、それにしても黄砂がいまいましい
上部はまずまずのザラメで快適。徐々に標高が下がり左から登りに使った沢が合流するころから重くなり曲がらない。
上部はまずまずのザラメ
イイ沢上部滑降
ツェルトを探しながら標高を下げると蓬沢に合流するポイントにありました。回収できて良かった。
ここからはストップスノーとなり更に雪が悪くなる。
右岸からの雪崩が心配なので安全地帯まで滑り休憩。
ワックスを塗るものの少し滑るかな?程度で滑っては漕ぎを続け、やっと駐車スペース到着。
茂倉岳も例年に比べて黒々
車でアイシングしていると土樽駅方面から歩いてきたボーダーが到着。
早朝に出発して武能岳から白樺沢を滑り土合に出て電車で戻って来たらしいが速い。山頂直下からシュプールがあったが、彼だった
らしい。
上部はフィルムクラスト、ザラメを楽しめて良かった。但し下部のザクザク+ストップスノーは想定済だが疲れた。
この後は温泉&ビールで極楽。