爺ヶ岳(登山口〜扇沢〜1850m付近から尾根〜種池〜爺ヶ岳〜扇沢〜登山口)
4月21日
コースタイム:登山口6:50〜種池周辺11:10・11:35〜爺ヶ岳12:10・13:05〜扇沢〜滑降終了13:35・13:55〜登山口14:20

今周は久々に石田氏と爺ヶ岳へ。今シーズンはほとんど山スキーをしていないようなので石田氏の体力が持つか?
自宅を2:45に出発し爺ヶ岳登山口に6:30到着。予報通り良い天気で気温も高い。雪崩が心配なので早めに扇沢をクリアしたいところだ。
準備をして早速出発。雪が少なく最初の堰堤を越えるのに手間取ったが扇沢の雪の繋がりは何時もよやや少ない程度。
しかし、目指す爺ヶ岳方面は今までで最も雪が少なく大丈夫か?まずはシールで登る。

   

             かなり雪が少なく上部は問題ないが扇沢へのルート取りが微妙

やはり滝は出ているので、ダイレクトに扇沢を滑降する事は出来ない。左にトラバースしての滑降となるが、雪が少ないので早めが良さ
そうで、滑降ラインをチェック。
1850m付近からアイゼンで尾根に取り付く。平坦になったら再びシールで登る。微妙な雪で何時もより横にズレるのでけっこう疲れる。
そんなこんなで種池付近の稜線到着。稜線でも風がなくアウターいらず。ノンビリ石田氏の到着を待つ。到着後一息入れたら山頂へ。
山頂直下まで雪が繋がっており助かる。

   

                      やっと種池付近の稜線到着


   

                           石田氏到着


   

                 山頂直下まで雪が繋がっておりシールで登れそう


山頂はいつも通りの大展望。特に鹿島槍ヶ岳、剱から立山、そして正面の針ノ木岳が良い感じ。しかし、気温が高く遠くの山々は霞んで
いる。

   

                            鹿島槍ヶ岳


   

                         剱、立山と種池小屋


   

               蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、手前の沢は扇沢滑降終了付近


   

                             一応記念写真

十分休憩したら山頂直下から滑降開始。
気温が高い割には良く締まったザラメですこぶる快適。延々大斜面を滑降していく。

   

                      頂上直下の大斜面は広く快適


   

                        山頂直下からの大斜面1とにかく広い


   

                             大斜面1、石田氏


   

                           まだまだ大斜面が続く


   

                            大斜面2、石田氏


やがて沢が顕著になった辺りから早めに左へトラバース。小さな尾根を二つ越えると扇沢の沢底に一直線に続く斜面に出る。もう少し
下だと尾根を越えられなく登り返しだったのでピンポイントに出られてラッキー。先行トレースはそのまま下っていったようで心配だったが
扇沢にシュプールがあったので無事迂回できたようだ。
後は沢底まで一気と行きたいところだが、気温が高くデロデロ雪崩が頻発。雪も重く疲れた腿に堪。

   

                      後は扇沢の沢底までの滑降


   
                        
                         扇沢への滑降、下部はデブリを避けながら

沢底に出たらデブリを避けながら雪渓末端まで滑降し大休止。

   

                          扇沢の滑降

ここからスキーを担いでほんの一息だが、またも堰堤の通過に苦労しやっと登山口到着。

予報通り天気が良く初夏のような気温だった。思いの外雪質も良く快適な滑降が楽しめた。

この後は温泉とビールが待っている。